シャンゼリゼN゜5 さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
前進するアルスラーン道
スケール感ある戦記ものの2期。
優しすぎで甘さのある王太子。
本作ではより一層の成長が見られ、強さと信念を貫き通す力と、メンタル的な強さも備えてきました。
少し高圧的で、強引に感じられなくもない事の運びがありましたが、それもこうした成長の証なのでしょう。
そんな姿を身近に見ている仲間との結束はより高く、信頼あるものへと発展しています。
ただ、王太子の表情と声の演出がちょっと弱いかな。
元々、キャラを表情豊かに表現している描写ではない??印象なのですが、せっかくの王太子の成長。見所のひとつなだけに、その成長ぶりに比例しての表現をもう少し盛って欲しかったかな。
意識はされているとは思いますが、私にはちょっと感じられなかったです。
物語を取り巻く勢力図は、なかなか面白味が出てきたように思います。
ひたすらに主人公だけが正義というわけでもなく、他にもそれなりの正当化すべき信念や背景があるので、今後の展開に期待できそう。
きっと、最終的には勝利者こそが正義ですね。
強い印象を残すほどのパンチ力はないですが、安定した話の展開を見れるといった、歴史をなぞる的な楽しみがあるように思います。