ねむ さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 2.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
歩行魚さんがやってくる
アニメでパニックホラーと言うのはかなり珍しいので見てみました。
女3人で旅行に来た主人公達は悪臭を放つ不気味な歩行魚に襲われる。
主人公は婚約者の身を案じ一人東京へ戻る事に、道中出会ったカメラマンの男と共に向かった東京では町中が歩行魚に占領されてパニック状態になっていた。
作画結構気合入ってます。映画並みにぬるぬる動くシーンもそこそこ多かった。
画面から匂いが漂ってきそうな、思わず顔をしかめたくなる気持ち悪い描写がなかなかよかったです。
エロシーンが誰得過ぎて癒しにもならないって珍しい。
血がどばーとか、首がちょんとかそういうスプラッタなグロさではなく
ジメジメしたB級な気持ち悪さです。後半、人がアレになる描写は特に不快な気分になるのでは。
声優は俳優さんを使っているのでしょうか?
棒読みとまでは言いませんが本職の声優さんと比べると素人感があります。
ホラーには欠かせない叫び声や悲鳴にたまに違和感を感じたのが残念でした。
女の醜い部分を前面に押し出したような友人のキャラもなかなか。お前らそんなで旅行行くほど仲の良い友達だったのは何故だ。
パニックホラーに納得のいく綺麗な終わり方は初めから求めてなかったので、何も解決しなくても(最悪全滅エンドでも)良いかなと思ってましたが
さすがに複線投げっぱなしすぎて「なんだそりゃ!」のまま終わってしまったのがなんとも・・・。
サーカスのシーンは意味不明すぎていらなかったのでは。
何回も見たいような作品ではないですが、アニメでお金をかけたホラー作品ってとても少ないので貴重な作品だと思います。今後増えるとも思えませんし。
あと伊藤潤二先生のマンガはあまりアニメ向きじゃないのかなと言うのが正直な感想、どっちかというと実写の方が合ってそう。