Lovin さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
観た感じ
■情報{netabare}
原作:Key
監督:津田尚克
シリーズ構成:中山勝一、町谷俊輔
キャラクターデザイン:竹知仁美
制作:david production
話数:1話辺り20分弱が全5話
ED1:「Twinkle Starlight」
by 佐咲紗花
ED2:「星めぐりの歌」
by MELL
{/netabare}
■感想
知識:原作ゲーム未プレイ
鑑賞:Web配信動画
概要:未来形日常系
設定:疾走する男が辿り着いた先で目にしたのは・・・
見所
1.この作品はタイトルが「planetarian」=ぷらねたりあん(だと思う)なので、
プラネテスで耳にしたルナリアン(月生まれの月育ち)的な話だと勝手に想像していた。
原作ゲームもプレイしていないし鍵っ子でもない私には有益な情報が何も無い。
そこで自分に科したあるルールを守りながら思いの丈を綴ってみる。
2.観た感想のありのままを書くと、心が熱くなるかどうかは個人の志向によるが、
邪悪な心の持ち主でなければ心に響く話として受け入れて頂けると思う。
最初、個人的にヒロインに対しての感情移入には抵抗があった。
丁度某国営放送でタイムリーな特集をチラ観したこともその要因ではあった。
しかし彼女が彼女の理想に従って行動すればするほど、
彼女に施された教育が足枷の様に思えてしまう。
確かにその教育は彼女が生きていくうえでは不可欠なものではあるが、
彼女の生来の真面目さが顔を出す度に余りにも切なさが募り、
私の固定観念を否定するかのように逆説的な印象が強調されていく。
3.結局私はこの作品をどう感じたのかと言えば、
私自身の体調や環境のせいもあるとはいえ、愛しさと切なさと心強さが掻き立てられた。
愛しさとは彼女への敬愛、切なさとは彼女が背負う運命、
心強さとは出会ったときから心変わりしていく主人公の存在。
(ノリで書いたけど綺麗にこじつけられたつもり)
彼女は、それがどれだけ残酷で過酷なのかを理解している教育役により、
本人の自覚とは無関係に茨の道を歩く運命を強制された。
よって彼女は誰かの手により守られなければならない存在であると思った。
つまり、あれだけ感情移入に抵抗があった私に僅か2話程度でさせていた。
そのくらい強いメッセージ性を感じさせる設定であり話であったと感じた。
■蛇足{netabare}
改めて三大原則の大切さとは
相反する研究がなされているな、と感じる。
{/netabare}