ねごしエイタ さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
少年はそして王になる、いつなのかなぁ?
私が幼い頃見た別作画の同名の角川アニメ映画よりその先が見れて良かったけど、たった8話と短いしまたどうなるのか分からなくって困るです。
今回のこのアニメでは、ヒルメスの過去もさらに取り上げられていたのが、「そうだったのかぁ」と分かったです。
どちらかというと、これまでアルスラーンが国を追われた悲劇の主人公みたいに見えた気がするです。だけど、その性格と人望によって、仲間、部下が増えていく器量の深さを見てきたです。
ヒルメスは、反乱を起こす憎悪と野望の塊、顔といい悪人のように見えてしまいがちになってたです。ヒルメスにも消せない過去があり、元をただせば、むしろアルスラーンより正当な王位だったのに叔父のアンドラゴラスの謀反により、今のようにならざる負えなくなった主人公だったように思えなくもないです。
{netabare} そのアスラーンの父、アンドラゴラスもしたたかで自力で脱獄してしまったことには驚いたです。
今まで懸命だったアルスラーンの功績にも評価しないようで、一人ではできないことを息子一人に命令し突き放すところは、物語にしてもあんまりに見えたです。
そんなアルスラーンについていくダリューン、ナルサスいつもの部下たちの忠誠心もそうでなければ、話は進まないなぁでしたです。{/netabare}
海の港町で、ナルサス活躍のいろいろありながらもそこから、兵が増えていくのかと思いきや、8話の急展開が強引すぎる気がしないでもないです。
また、中途半端に終わったけど、このアニメ最後まで続けるのかなぁ?と私には心配になった最終話だったです。