ペガサス さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
世界の外縁に立つ彼女
「美少女戦士セーラームーン」の製作スタッフだった幾原邦彦が自ら製作チームを結成して世に問うた問題作。
後に製作された「輪るピングドラム」が良かったので期待して観たが、期待以上の出来でした。
才能あるクリエイターたちが自由に作ると、とんでもないものが出来上がるという良い見本である。
「君に会うため、僕はここまで来たんだ。だから君と僕の出会う、この世界を恐れないで。」
全てを否定することでしか辿り着けない場所があり、全てを否定することでしか出逢えない彼女がいる。
わたしはあなた、あなたはわたし。
男であり、女でもあるもの。
わたしとあなたは二つで一つのもの。
良き者よ、智慧はそこにある。
アニメ史上における、神がかり的傑作である。