フラフラのカタカナ さんの感想・評価
2.4
物語 : 1.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 2.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
夢オチ?
まず、物語最初から突っ込みどころ満載ですよね。
人付き合いに疲れたからユートピアに逃げ込みたいのは分かるんですが、
到着した村は廃村でライフラインも無いが暮らすことを決意って(笑)
子供じゃないなら食べていく事すら出来ないのは分かると思いますし、衣服とかどうするの?
仮に暮らせると判断出来たとしても、村社会で自給自足するのは現代社会より人付き合いが大変なのはすぐに分かりますよね?
知り合いがいなければOK!新しい人付き合いも大丈夫!‥‥地元を離れた街じゃダメなんですかね。
人付き合いが嫌になってる人達なのにコミュニケーション能力が高い人が多すぎます。
あと真咲以外は神様の学会発表を知らない程度しか調べて来ないのも、人生やり直したい気持ちは大して無いですよね。
あとは、化け物がどこまで現実にいる人間に干渉できる存在なのかという範囲があやふやに感じました。
人や物に触れることが出来る、人を殺すことが出来る、知識や記憶を持って会話出来る。
颯人のように化け物を操っての戦闘シーンとか最後まで世界観が分かりません。
それと、みんなの感情がころころ変わり過ぎて全然付いていけません。
ヤバイ宗教団体を見てる感じしかしません。
特に7話の魔女裁判とかポカーンとしてしまいました。
真咲を殺そうとした颯人を、ヴァルカナが掴んで止めさせようとするが失敗。
↓
光宗が到着し、颯人を殴って止める。
↓
颯人が再度ナイフを持って真咲を殺そうとする。
↓
光宗をヴァルカナが押さえつけて、颯人の殺人を手伝う。
????? 最初の流れから何故、颯人を止めないのか? よく分かりません。
他にも酷いシーンとかありましたけど、登場人物たちの感情が分からなくて感情移入出来ません。
最後に、あれ変な歌でしたよね。
あれをエンディングに持ってくるセンスは素晴らしいと思います。
謎ばかり残す作品でもエンディングの雰囲気で誤魔化してしまうのがミステリーの定石だと思っていたのですが、
あえて内容で勝負したいという制作陣側の自信の表れでしょうね。
色々と凄い作品でした。