えたんだーる さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
気がついたら全話完走していましたが…
「どんな話だった?」って聞かれるととても説明しづらい、そんな作品です。
とはいえ「恋愛モノ」だとか「青春モノ」だとかの何物かであるのは間違いありません。
すごく大雑把に説明すると、既にかなり強固に出来上がっている高校生男女5人によるグループ(透子/やなぎ/幸(さち)/雪哉(ゆきなり)/祐(ひろ))の元にマレビト的に転校生の駆が現れて、主人公の透子を始めとするグループのメンバーにいろいろな波紋を巻き起こすというお話です。
グループが強固である一方、グループ5人の関係が悪くならないように各メンバーが慎重に行動しているところをそんなしがらみにはまったく捕らわれない駆が引っ掻き回すといった感じでしょうか。
これだけの説明だとなぜ「わからない」という感想がたくさんあるのかわからないと思いますが、透子と駆をめぐる「未来の欠片」という能力(?)をめぐる描写が良くわからないということなのだと思います。
ここを乗り越えれば各キャラクターが考えている内容や、友情・恋愛などに関するストーリーの進展そのものにそんなにおかしな部分はないので結局のところ「未来の欠片」をどう評価するかが本作を楽しむことができるかどうかの肝ではないかと思います。