てんTYO- さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
好き嫌いが別れる作品
アニメを全話観ただけの知識なので誤認があったらご容赦を(^^;
世界観・基本あらすじ
21世紀中頃に第三次世界大戦があり、それから35年後=21世紀末の日本が舞台。その時代の世界では魔法が科学技術的に分析され、社会構造や安全保障に活用されていた。
その日本には魔法師を育成する国立エリート学校がいくつかあり通称魔法科高校、そのひとつ第一高校に通うクール系主人公、司波達也。
この主人公達也は魔法理論は最高、魔法実技は最低という偏った能力の持ち主で、魔法を上手に使えるか否かが大切であるこの学校にて劣等生扱いを受けていた・・
という近未来SF学園ミリタリーファンタジー。
・・表現がカオスだけど実際こんな感じ(笑)
オンライン小説(後にライトノベル化)原作。
おもに青少年をメインターゲットにした作品。
視聴者の年齢、性別、趣味、思想信条、知識等によって
好き嫌いが非常にわかれる作品だと思います。
感想
思春期社会理屈系サブカルオタの夢や理想を理想的に絵描いた作品。
ご都合展開をタブーを原則と原作者はしているようだけど、そうなのか?ほんとうにそうなのか!?といいたくなるときも多々あります(苦笑)
主人公は(当初はw)表向きは劣等生ということになっていますが、近年まれにみる最強系主人公だと思います(笑)
後半になればなるほど最強描写が加速していきます。
主人公強い→強すぎだろ!→やりすぎ違う?(汗)→次はどんな強さかワクワク
って感じに強くなっていきます。
さすがですわお兄様!と劣等生どころか賞賛の嵐になっていきます。ナンダカナー
また、この作品は学園モノをしたいのか、ヒーローモノをしたいのか、ミリタリーものをしたいのか・・ごちゃっとしていてどれも中途半端漢があります。そしてどれも表面的な印象でリアリティーと緊張感に欠けます。主人公の圧倒的強さによる安心感や青いシナリオのせいな気がします。
世界観では中国、ロシアが敵国として描かれ、主人公が単身中国艦隊を撃破しに行くというシーン(何いってるかわか以下略)など、視聴者によって快感を感じたり不快感を感じたりする内容も多いので、その点は留意が必要だと思います。
総評
個性的なエンターテイメント作品として広い心で観れれば一見の価値はあると思います。
選ばれし人々の選ばれし世界を巡る選ばれし闘い。
案外格差社会現代日本の未来21世紀末はこんな世界なのかもしれないという不安感も与えてくれる作品でもあります。そういう意味では近未来SF作品としてはいい作品かもしれません。