退会済のユーザー さんの感想・評価
1.7
物語 : 1.0
作画 : 2.0
声優 : 2.0
音楽 : 2.5
キャラ : 1.0
状態:途中で断念した
あわなかった(酷評注意)
個人的に、どうしても合わないと感じて18話で断念。
ループ繰り返して危機を逃れるというストーリーのものは何作品も観たことはあるが、これはそれらと比べてループに飽きるのとただ残虐の繰り返し。絶望が凄いとは聞いていたものの、ただグロいだけで絶望が感じられなかった。
絶望展開は好む方なのだが、絶望展開と一口に言っても、ただ主人公にとって大切な存在である人物を殺せば良いわけではない。キャラを殺すにしても、“魅せる”絶望展開というものが必要であると個人的には思っている。この作品には、絶望だけど、辛いけど観てしまう!という衝動に駆られさせる力がまだ足りないように感じられた。
18話はスバルの覚醒回であり神回とは聞いていたが、大まかな流れは良いものの、台詞がくどく、どうにも鼻につく。それはこれまでも何度か感じており、18話で特にそれを感じてしまったため、視聴を断念した。
追記:何が駄目だったのかを後でよく考えてみた結果、この作品には全体的にチープ感が漂っているという結論に至った。スバルの言葉を少し借りるならば、「ポーズだけ良く見せていて、中身がスカスカ」であるということだ。辛辣な言い方になってしまったものの、中身がスカスカとは、別にストーリー性が無いという意味ではない。ただ、この作品はこんな台詞カッコいいだろう、ここは感動する所だ、といったような感じがどうにも鼻につくうえに、見た感じを良くさせることに力を注ぎすぎて、肝心の深みがどこにも無いように思えるのだ。描写が浅いからか、辛い、悲しい、絶望、といった感情が伝わってこない。全く心を動かされない。レムの掘り下げも、取ってつけたように感じられるのだ。台詞も、過去話も、〝作った感”が出すぎている故に、陳腐に見える。良いシーンにしよう、名セリフとして印象付けようとするあまりに演出などに力を入れたり、無駄に台詞を反芻させすぎたりして、結果的に全てくどいだけのものとなってしまったように個人的には思う。これは18話で特に感じたが、それ以前の話全てでも言える。そのため、台詞の一言一言にも深みが感じられず、〝ポーズだけ”で、全体的に安っぽく見えるのだ。展開も、運良く、というのばかりで説得力に欠けるし、全体的に物語に奥行きが無い。全てにおいて、それに尽きる。