oneandonly さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ゆるふわな日常描写に癒しを得る作品
世界観:5
ストーリー:5
リアリティ:6
キャラクター:6
情感:5
合計:27
春、新入生がクラブを決めるころ-
田井中律は幼馴染の秋山澪を連れて軽音部の見学へ行く。
しかし部員全員が卒業してしまった軽音部は、あらたに4人の部員が集まらないと廃部になってしまうという。
琴吹紬という仲間を加えて、最後の一人をさがしているころ、
「軽音部」を軽い音楽と勘違いしていた楽器初心者・平沢唯が入部してくる。
(公式サイトより)
あにこれトップ20に本作の第二期があるため、第一期を視聴することにしました。
音楽系では「響け!ユーフォニアム」、「四月は君の嘘」、「坂道のアポロン」といった作品がお気に入りとなっていて、私の好きなジャンルです。音楽の良さは琴線に触れやすく、音楽が題材となっていない作品でも、お気に入りとなっている作品は音楽が良いものが多いです。
けいおん!は題名の通り、軽音楽(クラシック以外のポピュラー音楽)が題材ですが、音楽よりも日常系という印象でした。日常系については以前に見た「うさぎドロップ」の感想でも書いたように思いますが、私はアニメに芸術性、ストーリーの巧みさ、心震える感動などを求めているため、そういった要素が感じられず、作品としてのメッセージ(作成意図)が伝わってこない作品はあまり好みではありません。
ギター初心者の唯が、あまり練習している状況になくどんどん弾けるようになっていくあたり、リアリティは高くないのですが、この作品のゆるふわな空気に触れているとそのあたりももうどうでもいいかなと思えてくるのが凄いです。(リアリティの評価はツッコミ度合に応じて下がっていくのですが、それほど下がっていないのはツッコミをする気が起こらなかったためでもあります)
私にとっては並作という印象ですが、かわいらしいキャラクターたちのほんわかした日常描写を何も考えずに見て癒しを得たいという人にはおすすめできるのかなと思う作品です。
(参考評価推移:3話3.3→12~14話3.4)
(2016.8視聴)