ワタ さんの感想・評価

3.9
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態：観終わった

ヤマカンは素直に萌えアニメだけ作ってればええねん

京アニ退社後のヤマカンが監督を務めた萌えラブコメ微ハーレム作品、全13話。

ヒロインは3人と少な目ですが、バランス的にもこれぐらいが丁度良い。
作画枚数を使いまくったヌルヌル動くキャラ作画(特に1～2話)がキャラの魅力を押し上げています。

ナギは太腿に尽きる。スタッフに太腿フェチがいるのは間違いないでしょう。
ミニスカートを活かした絶妙なアングルにスタッフの太腿への拘りを感じましたねｗ
つぐみは圧倒的幼な妻力。面倒見の良さや、時折嫉妬するシーンなどが良かったです。
ただ扱いが若干悪かった気が。幼馴染キャラって昨今は不遇な扱いばっか受けてますよねー。
ざんげちゃんはひたすらにエロ可愛い小悪魔キャラといった感じ。

OPアニメーションが秀逸。ヤマカンお得意のダンスOPですが
アイドルとしてのナギの可愛さを引き立たせるための踊り、といった感じで
ダンスの作画自体が見所のハルヒらきすたと違って、独自の価値を上げていると思います。

本編はオタクネタやパロディといったオタ受けし易い要素が盛り沢山。
ただヤマカンの自虐ネタ含めちょっと行き過ぎてる感はあり、賛否は分かれるかも。
終盤、この手の作品にありがちな誰得シリアスをやらかしてるので、そこも評価マイナス
ですがトータルで見れば良作と言っていいでしょう。

やっぱりヤマカンは萌えアニメ作らせたら上手い(構成の倉田さんの功績も大きいけど)と実感。
本人は萌えを嫌悪しているのですが、下手なプライドは捨てて、もっと媚びまくって欲しいですねｗ