おんみょん さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
イヒ牛勿言吾というジャンル。
そういえば見てなかったなと思い1話を視聴。
相変わらずシャフシャフした演出。設定がいろいろとカオス。{netabare} やたら作画の良いパンチラだったり、突然体重軽い美少女降ってきたり、唐突に口内にホチキスされたと思ったら治癒してたり不死身の生まれ変わりだったりよくわかんない幼女がいたり・・・いったいなにが始まるというのです?? {/netabare}
EDがおなじみの君の知らない物語。いい曲です。OPも劣らずの良曲。
全話見ての感想。
物語について。暦の吸血鬼設定やら忍と主人公の関係やらが分かりにくいのが難点。これは傷物語みとけってことかなあ。
2話5話12話15話が鳥肌もの(特に12話)。全体通して見てみると千石編が蛇足に見えてしまうのは僕だけだろうか・・・千石のキャラはかわいいけど。
しかし {netabare}ひたぎあららぎはねかわの三角関係はみえみえだったから14話でドーンって言われても見てる側として驚きは無かった。ただその後の暦の反応には注目していたが・・・あっけない反応。ん~{/netabare}
怪異を次々に解決していく暦とそれを支える仲間たちの構図はとても見やすかった。暦とひたぎの恋愛も他にはない独特な関係で面白かった。
作画について。細かい動きがすごい丁寧で良かったと思う。全体像の動きが・・・ほんとシャフトには驚かされる。この独特な演出しかできないのはシャフトのネックなところではあるが、この演出、嫌ではない。ただ今回は他の作品のパロが多かったと思います。
声優さんもお上手です。ただ {netabare} ラストの猫が暦に怒鳴るシーンはもっと迫真に迫っても良かったのではないかと思う。猫キャラが強すぎたような・・・ {/netabare}
音楽は本当素晴らしい。編ごとに変わるOPも全部良かったし、EDのやつは言わずもがなじゃないでしょうか。BGMも良かったし・・・言うことなしです。
キャラについて。ツンデレ枠としてひたぎ姉貴が選ばれたわけですが、ここまでツンを強調したキャラクターは見たことがない。最後までブレなくて素晴らしかった。ただ前にも書いたように、暦と忍の関係性がよくわからない状態で迎えた最終話はちょっと無理があると思った。雰囲気で何となく感動はするが。
おしのさんがイイやつすぎる。エロ担当のするが、萌え担当の千石、道化のまよいちゃん。いい分配。あとまよいちゃんがイイお化けって設定が好き。 {netabare} しかし一度消えたまよいちゃんを再度召喚したのはいかがなものか。{/netabare}
全体通しての完成度は高い。ブレないキャラクターたちと淡々と進む怪異現象。それに向き合い奮闘する高校生。シャフト特有の不思議な世界観。それらが相まって「化物語」という新たなジャンルをアニメの世界に定説させた。
他の物語シリーズもぜひ見てみたい。