退会済のユーザー さんの感想・評価
4.3
物語 : 5.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
時をかける青年@厨2
未来や過去を知りえた者の恐怖と焦燥、とりつかれた使命感。
それを理解されない、もやもや境遇。
そういったものが、もうスリル緊迫いっぱいに押し寄せてきて、見ていてどきばくもの。
それから、{netabare}いつもと同じ日常が突如として失われ、知らぬ間にタブーに触れた当事者になっていた恐ろしさも、いいね。{/netabare}
リアリティある世界感がそれをさらにマッハに加速増幅。
主人公は、うざヒューマン。
だったはずなんだけど、そのうっとおしい台詞や行動は、やがて切なく、いたましくなるんだ。
同じような、似たような言い回しが、境遇によってこうまで感じ方が変わるとはね。
あきらめないで奔走したり抗ったりする姿は、むしろかっこよかった。
{netabare}分かりえないまでも、理解を示し、協力してくれた紅莉栖ちゃんは、まじ有能。{/netabare}
全てに可能性を見出す天才少女の思考回路は、とっても魅力いっぱいだったな。
設定、展開、キャラの三角締め。
おちました。
それにしても、未来を知ることって、結局、呪いでしかないのね。
知ろうが知らなかろうが、時の呪縛からは逃れられない人の運命。
時って残酷ね。