蒼い✨️ さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
すごい?完全燃焼系ストーリー。
アニメーション制作:GONZO DIGIMATION(ゴンゾ)
2003年4月 - 9月に放映された全26話のTVアニメ。
【概要】
「やってやれないことはない。やらずに出来たら超ラッキー!やるとなったらやるしかない!ない!ない!!」
が信条の主人公・苗木野そら。彼女は16歳の日本人。
幼い時に観たカレイドステージ(サーカスを土台としたエンターテイメントショー)の興奮と感動を忘れられず、
団員募集のオーディションを受けに単身渡米、ロサンゼルスにやってきます。
そらがカレイドステージ団長のカロスに見出されて入団を許されるまでが第一話。
ところが、そらは運動神経は抜群に良いものの曲芸の経験がありません。
素人ゆえの失敗を繰り返しながらも、
持ち前の明るい性格と考える前に行動してしまう無鉄砲さを以って、
気合!努力!根性!で『うおおおりゃああああ!!』と、
目の前の試練をひとつひとつ乗り越えて成長していきます。
そらの頑張る姿勢でカレイドステージの人たちも感化されていき、
そらを認めて友人が出来たり、応援する人が出てきたり、憧れのトップスターからも意識されていきます。
やがて、お話は一大転機を迎えクライマックスに向かっていきます。
【感想】
一に根性。ニに努力。熱血ファイアー。ネバー・サレンダー。
汗と涙を売りにしながらも、ステージを彩る女の子いっぱいの女児向けアニメ。
気合で負けなければどんなに辛くても乗りこえられるという類の、
大人になればまず信じられなくなるタイプの夢物語ですよね。
主人公・そらの性格は三枚目ですが、素質は抜群。
スラムダンクの桜木花道みたいに特訓するごとに駆け足で上達していく。
天才がボロボロになるまで特訓を繰り返すことで壁を一つ一つ乗り越えていくというのが、おきまりのパターン。
友情あり・ライバルというか背中を追いかける目標あり・妨害あり、
と21世紀の時代に珍しく直球の根性アニメ。
作画面は、今の深夜アニメに慣れきってしまっていますと違和感を感じるかもしれませんね。
静止画としてだけ観れば、作画崩れに思える部分が多かった気がします。
2003年の女児向けアニメと思えば、このアニメに重要なのはそこではないし、
制作サイドがこだわる部分は、サーカスシーンに注力されているという理解が必要ですね。
主題歌
第1話~第13話『TAKE IT SHAKE IT』 気持ちが入らないイマイチな出来だと思いましたり。
第14話~第26話 『約束の場所へ』これで、ぼちぼち良くなってきたかなって感じ?
名作と呼ばれているアニメですが、家族をテーマにしたエピソードなど個々の話では良い物があっても、
第一部完結の26話まで全体の流れとしては、特に心を揺らす感動は無かったですね。
なんでかというと、27~28話の第一部総集編がテロップつきまくりで、
『ああ、これはベッタベタなお話を感動バラエティに仕立てあげたショーアニメなんだなw』
と、こんな風に醒めた気持ちで観てる自分がいました。
実はこのアニメ、第二部『カレイドスター 新たなる翼』
とセットで観て初めて物語の真の意味とテーマ性が発揮されてくるのだと思います。
第一部だけですと、『うおおおおお!頑張ったああああああ!!』ぐらいしか頭に残らないですもの。
というわけでして、これから観ようと言う方は全51話と長丁場ですが、頑張ってください。
最後まで観れば、カレイドスターが何故評価が高いのかきっとわかります!
言いたいことは、これに集約されると思いました。
これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。