ちゃんもり さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:今観てる
久々のレビュー
本当にアニメのレビューは久々に書きます。
普段は全話視聴してから書くのですが、この作品は
かなり自分の琴線に触れてきたのと、他の方のレビューを
一通り読むと、「すっごい高評価」「すっごい低評価」に
ほぼ完全に二分しているのがなんだかおもしろくてw
実際、私は「すっごい高評価」派です。
アニメ観てから吸い込まれるように原作に手を出したのは
「境界線上のホライゾン」以来。
本作は現在、五章まで読破しました。
1話
{netabare}
いきなりの1時間スペシャル。この時点で「おっ、制作陣気合入ってるな」
お話はまぁね、はい何となく異世界召喚されましたー、はいヒロイン
出ましたー、はいトラブルインしましたー、的な感じでうん、テンプレだぁ
と思いきやあれ、主人公死ぬの・・・?いやどうせ目覚めたら誰かが
助けてくれてました的なアレでしょ?ほらやっぱ復活したじゃん。って
この場面って観たことある。
ベタな異世界召喚モノに「タイムループ」要素を盛り込んできましたか。
これはなかなか、自分の中では新ジャンル。
「魔女」「サテラ」等気になる伏線も落としてるし設定深そう。
今後も視聴継続決定。
{/netabare}
3話
{netabare}
能登さんのエルザすっごい好き!このアニメキャスティング上手いっすわ。
バトルシーンもかなり作画イイ!ただどうでしょ、原作だとラインハルトは
もっと圧倒的なんですかね?アニメではそこがイマイチ描き切れて
いなかった気がしますが、まぁラインハルトは今後も要所で活躍する
「オニイサマ」ポジなんでしょうね。おいおい観られるでしょう。
さてさてひとまずループを抜けて次回から新章突入。
そろそろこの異世界の情報ほしくなってきたところなので期待です。
{/netabare}
4話
{netabare}
ロズワール邸編(?)突入。ひとまずここがスバルくんの拠点になるのかな?
エミリアやパック他、新キャラのラムレム(かわいいw)、
ベア子(黒子w)、ロスワール(子安w)等なかなかどいつも濃ゆいですなw
このまま日常系で突っ走ってもいいのよくらいのほんわか日常回でしたw
・・・と思ってたのにこれだよ!最後のヒキ上手いな〜
冷静に考えたら2度目のループが入ることは予想されうる展開でした。
しかしながら新キャラ紹介からのお屋敷日常劇場がなかなか
楽しく描かれていたので頭から消えてましたね。脚本上手いですわ。
またしても評価アップ。
{/netabare}
11話
{netabare}
いやー、ひとまずロズワール邸編、完結ですな。
1〜3話で1章終わらせたので3〜4話単位で進行していくのかと
思いましたがほぼほぼ1クール分使いましたね。
今回はスバルが死ぬ「死因」すらわからないところからスタートして
いるので謎解き要素も深まって面白かった。
同時にお屋敷のメンツも掘り下げられて感情移入できました。
ロズワール・・・実はほとんど出てきてない。
単純に「味方」じゃなさそう・・・?
ベアトリス・・・スバルに対してキホン塩対応ながら面倒見は
良い。こちらも腹にイチモツもってそう
ラム・・・・・・ピンク髪。姉。ヘッポコクール。好きですw
レム・・・・・・青髪。妹。天使。メインヒロイン。
エミリア・・・・スバルが事情を説明できない(魔女の呪い?)ので
本エピでは蚊帳の外。
パック・・・・・魔獣騒ぎとかおまえ精霊なんだから気づいてたんちゃうん?
それともエミリアがピンチにならない限りどうでもいい
的な感じなのか?
どうやらただのマスコットじゃなさそうだぜ・・・!
{/netabare}
さて、後半の感想はまた後ほど。
ここで冒頭で触れた、感想が著しく二分している要因を少し考察して
いきたいと思います。
まず、本作のシナリオ構造上の問題で、向き不向きがあるのでしょう。
本作の主人公スバルくんは戦闘力ゼロ、頭脳フツー、コネゼロの一般人。
なのでループ打破のためにまわりの使えるものはすべて使う必要が
あります。日常で得られるアイテムから会話の端の情報まですべてを
総動員して事に当たる必要があるため、「ヒント集め」の工程を割いて
しまうと途端に物語の意味が分からなくなるのが本作の特徴。
当然、「ヒント集め」期間に「ヒント集めしてます」と描いてしまったら
なんの伏線にもならないので、その間視聴者は置いてきぼり感が出る。
私は1〜3話でこの作者が物語の帰結力をもっていると確信できたので
安心して観ていますが。
おそらく低評価の方々は2〜3話単位のペースで物語がさくさく進行する
類のストーリーがお好みなのではないかなと思います。
また小説と違い、アニメはドラマなので、各キャラの内心の心情まで全て
語られるわけではありません。その状況でそのキャラが発したセリフの
意味は、場面によっては推し量る必要が出てきます。
セリフの上辺だけを掬っていくと、薄っぺらく見えてしまうのもある意味
仕方ないのかなぁ・・・と思います。
総じて言うと、「分かり易い」作品ではないということかもしれません。
絡み合った糸を手繰り寄せてほどいて、掴み取った糸の終端にカタルシスを
得られる方ならば楽しめる作品だと思います。
えー、少し時間が経ってしまいましたが、
リゼロ、堂々完結!という感じですねぇ。
ロズワール邸でのてんやわんやのおかげですっかり忘れてましたが、
エミリアたんは何を隠そうルグニカ王国次期国王候補のひとり。
ひとりということは他にもいるわけですな。
今回はその王候補が一斉に王都に召集されるもよう。
スバルはマナを酷使しすぎた体内のゲートの治療も兼ねての
付き添い参加。これまで以上にエミリアたんをお助けすべく
はりきりますが・・・
12~13話
{netabare}
スバル空回りターン。物語的には今後のキャラの行動の動機付けと
「溜め」のターンですね。
これまで2度にわたってエミリアたんの窮地を救ったスバル。
まぁこれまで観ている限りでも調子こいたキャラでしたが、
今回は完全に裏目。いやーこのエミリアと口論してるときの
スバルの顔のイヤらしさwww
これねー、思春期特有の過ちというか、まぁ大なり小なりみなさん
経験あると思うんですよ。こういう勘違い。
見てて自分の黒歴史を掘り起こされているようで体が痒い;
「オレがんばったっしょ!?ありがたいっしょ!?」
ダメだ。それだけは言っちゃダメなんだよスバルw
結局エミリアたんとも決別し、レムと王都に取り残されるスバル。
彼の脳内では
「エミリアを手助けする」
⇒「エミリアに自分を認めさせる」
に脳内変換されており、そのことに執着しすぎてまわりが全く
見えていない。本来こういうときこそ、まわりに自分がどう
見えているかを冷静に考えないといけませんが、まぁこの段階では
スーパークソ野郎ですねw
「強くなる意思のない者に、強くなる為の手ほどきをするのは
あまり意味がない」というヴィル爺のセリフが印象的です。
そしてその傲岸不遜な勘違いも矯正できぬまま、運命は次なる
ループへとスバルを誘います。
{/netabare}
14~15話
{netabare}
スバル絶望ターン。
クルシュ邸にスバルとともに残ったレムが、双子の姉・ラムとの
共感覚でロズワール領に危険が迫っていることを察知します。
それを聞いたスバルは
「エミリアたんがピンチ!行かなきゃ!!」
それしか考えられません。
必死に執り成そうとしてくれているレムにも、いっぱいヒントを
くれている(というか治療してもらってる)クルシュやフェリスにも
何の感謝もせず、只々欲しいものが手に入らない苛立ちを募らせる
ばかり。そんなクソ野郎に運命は想像以上の絶望を与えてきましたw
これまでもわりとグロ描写のある本作でしたが、このあたりから
さらにエグいことになってます・・・耐性ない方は注意。
屋敷近くの村までたどり着くと村人全滅で死体の山。
屋敷の前庭では先行して戻ったレムが変わり果てた姿に・・・
何が何だか分からないまま、どうにかエミリアの無事だけでも
確かめようと屋敷にたどり着きますが、何故か意味もわからず
氷漬けでジ・エンド。
3度目のループはおなじみ果物屋の前がセーブポイントの
ようです。しかし、前回の世界であまりにも衝撃的な悲劇に
見舞われたスバルは心神喪失。
「死に戻りすれば全部解決?おう、やってみろやwww」と
運命様にフルボッコされてしまいました・・・
自我を失ったスバルを、それでも献身的に介護し、屋敷に
連れ帰ろうとするレム。このあたりからもうこのアニメの
ヒロインってレムじゃね?感がすごいw
そしてついにこのお話の明確なる敵、「魔女教」の登場です。
まぁ見た目いかにもって感じですが、ペテルギウスさん怠惰担当
ってことは他にも居るんでしょうねコレ。
まぁキリトさんの中の人とは思えないはっちゃけっぷりでなかなか
貴重デスよこの松岡くんはw
連れ去られたスバルを救うべく、奮戦するもペテルギウスの「権能」の
前に惨たらしく殺されるレム・・・しかもスバルの目の前で。
最後の力を振り絞ってスバルの手枷を破壊し、愛するスバルの
腕の中で息を引き取ります。
もうこのときのレムの
「生き て だい す き 」
この水瀬いのりさんのセリフがヤバいです・・・
間違いなく本作のベストアクトだったと思います。
泣きました(ノД`)・゜・。
レムの亡骸を抱きかかえ、再び屋敷への道程を辿るスバル。
前回と同じく村人たちは殺され、屋敷の前庭ではラムの遺体が・・・
がっくりと膝をつくスバルを背景に特殊ED。
これまでも特殊EDの多かった本作ですが、15話のEDは本当に
神がかっていたと思います。
八方塞がりなスバルの絶望感が見事に演出されていますね!
{/netabare}
ちなみに私、この段階で我慢できず原作に手を出してしまったので
ここから先は少し観方が変わってしまいましたw
なので解説混じり気味に書いていきます。
16~18話
{netabare}
スバル迷走ターン。
前回の世界では半分以上自我をなくし、何の情報収集もできぬまま
ターンエンドを迎えてしまったスバル。「死に戻り」の最大の強みを
碌に生かせなかったのは痛い。
しかしペテルギウスへの怒りがスバルの自我を取り戻すのには
成功したようです。
敵の陣容が知れた今、改めてクルシュへと協力を乞いますが、
そもそも敵陣営であるエミリアをそこまでして救う義理がありません。
(というかそもそもスバルに治療を施す義理もないはずで、
そこにスバルが気ければ・・・というところですな)
当のスバルはあれだけの絶望を味わったにもかかわらず
「エミリアに認めてもらいたい」
⇒「ペテルギウス殺したい」に
変わっただけで相変わらず何も見えちゃいません(救えねー)
クルシュに蹴られ、それならばとプリシラ、アナスタシアと他の
王選候補者にも助力を乞うも、ただ欲しがるだけのスバルが
何かを得られるわけもなく、竜車を調達するのが精いっぱい。
今回もノープランで戻るしかなさそうです。
・道を戻る道中、オットー含む商人の小隊と合流し、積み荷を
買い取る代わりに村人の避難を交渉
↓
・商人たちと夜道を走るスバルの横におもむろに
三大魔獣の「白鯨」パイセン登場
↓
・「白鯨」パイセンから命からがら逃げのびるもまたまた
レムたんが犠牲に(ノД`)・゜・。
↓
・初めて村人全滅前に屋敷に戻れたけど何故か誰も
レムを覚えてない(=白鯨に食われると存在ごと世界から消える?)
↓
・エミリアに久々に会えたけどやっぱりレムのこと覚えてないし
相変わらず話聞いてくれないしもういいよなんで危ないかって
「オレが死に戻りして経験してきたからd」
エミリア「ちーん」
スバルには今回魔女からのプレッシャー来ませんでしたが、
なんと代わりにエミリアたんが魔女の魔の手に・・・
↓
・エミリアを抱えたまま呆然とするスバルに
「おまえうぜーわどっかいけや」とベア子がバシルーラ
↓
・飛ばされた先にペテ公颯爽登場
「ハーフエルフ死んでるやん!オレがやろうと思ったけど
むしろグッジョブ!」と狂喜乱舞
↓
・怒りのパック「よっしゃ全員死ね」
↓
ターンエンド
3度の絶望を経験し、心が完全に擦り切れてしまったスバル。
ここまで堕ちて、ようやく自分の弱さと矮小さに正面から
向き合うことができました。
プライドも何もかもかなぐり捨ててひたすら自分の弱さを曝け出し、
膝を折りかけたスバルを強引なまでの優しさで立ち上がらせる
「国民の嫁」レム爆誕の18話はぜひ自らの目でご覧くださいw
だいぶ話題になってましたしね。
{/netabare}
さてさて、紆余曲折を経てようやく今回のループの全容が
見えてきました。
{netabare}
・確定情報
①ロズワール領のトラブルを放置すると魔女教ヒャッハーで
村&屋敷全滅
②屋敷へは街道が最速だが白鯨出現、迂回すると時間切れで全滅
③エミリア死亡がトリガーでパック覚醒、世界滅亡
・未確認情報
④クルシュ陣営は武器や人員を集めて何かを画策中
⑤クルシュがスバルに治療を受けさせる理由
⑥そもそも別に必要ないのにレムが一緒に王都に残ってる理由
⑦ヴィルヘルムの「例の件」とは?
{/netabare}
①~③を見る限り相当ムリゲーであることはスバル自身も体験済。
④~⑦の情報を如何にうまく使うかが今回のループ打破のキモに
なってきそうです。
終盤の感想を書く前に、ここで本作のエピソードのボリュームに
ついて書いてみたいと思います。
原作(web版)では第二章(ロズワール邸でのエピ)が49話。
第三章(今回の魔女教エピ)が84話。
アニメでの尺振りは第二章が8話、第三章が14話構成なので
ホワイトフォックスは非常に上手く章構成していると言えます。
ただ、第三章はこれまでよりも爆発的に登場人物が増え、しかも
増員キャラたちの掘り下げそのものが後の伏線となっています。
そのあたり(特にヴィル爺)がアニメでは端折られすぎていて
分かりづらく感じました。まぁ2クールで三章まで詰め込んでいるので
致し方ないのかな、と思います。
理想形としては1・2章で1クール、3章+ヴィル爺番外編で2クール、
といったところでしょうがなかなか難しいところですね。
さて、かなり長くなってしまったので続きは後日とさせて頂きます。
2016/10/3
また間が空いてしまいましたが、終盤の感想を述べたいと思います。
18話で聖母レムの愛に抱かれ、ようやく一皮剥けたうらやまけしからん
ナツキスバル。本来の冷静さと分析力を取戻し、これまでの情報を
整理します。この辺りアニメ版ではダイレクトにクルシュとの
再交渉シーンに入ってしまうため分かりづらいですが、原作では
スバルの「根回し・仕込みシーン」等も入ってますね。
この辺りで先に述べた④~⑦の情報の中身と意味が開示されながら交渉が
進んでいくので、交渉バトル好きな自分としてはアニメで観たかったなぁw
一応アニメ版の補足↓
{netabare}
・未確認情報
④クルシュ陣営は武器や人員を集めて何かを画策中
⇒クルシュは王選の大衆アピールの為とヴィル爺の本懐達成の為に
「白鯨」討伐を画策中。その準備で武器や人員を集めていた。
⑤クルシュがスバルに治療を受けさせる理由
⇒これはエミリアとの「契約」の為。原作でも契約内容ははっきりとは
書かれていませんが恐らく⑥との関連。
⑥そもそも別に必要ないのにレムが一緒に王都に残ってる理由
⇒アニメ版でもレムがクルシュと密談しているシーンがチラッとでは
ありますが描かれていますね。実はレムが王都に残ったのはスバルの
介護の為ではありません。水面下で「エミリア陣営とクルシュ陣営の
同盟契約」の交渉が進行しており、レムは主であるロズワールの命で
交渉役として王都に残っていたのでした。
エミリア陣営が同盟成立の為に差し出すカードは、未踏の魔石宝庫で
ある「エリオール大森林の発掘権」。
ちなみにレム単独での交渉に挑んでいた現時点では難航していたようです。
⑦ヴィルヘルムの「例の件」とは?
⇒ここまで読んで頂ければわかると思いますが「白鯨」打倒。
亡き妻である先代剣聖の仇討ちですね。アニメ版でも「ヴィル爺回」が
設けられていて印象に残るシーンでしたが、ヴィル爺自体の掘り下げが
アニメでは端折られていたのでちょっと弱かったのが残念。
といった感じです。
もともと、レムとの交渉の中で「同盟契約」に前向きではあったものの
あともう一押し何か欲しかったクルシュ。
一方、前回の世界でスバルは白鯨出現の際にケータイを開いており、時刻表示を
確認していたので「白鯨出現タイミング」を知っています。
これは神出鬼没である白鯨討伐を悲願とするクルシュ陣営にとっては
強烈すぎるジョーカーカード。あとはクルシュがスバルを信じるか
どうかですが、実はクルシュには「風見の加護」という他人のウソを
見抜ける能力があります。
また、スバルが事前に商人サイドであるアナスタシア等にも声をかけ、
交渉の席で口添えを取り付けたこともあり、クルシュもスバルとの
共同戦線を了承。ようやく「白鯨討伐対」結成です。
{/netabare}
そしていよいよ白鯨討伐へ。力も技も魔法もないスバルの役目は、
「魔女の臭い」で白鯨の注意を引付ける「ヘイト要員」。愛竜となった
パトラッシュの背に跨り白鯨の鼻先を駆ける中、クルシュ・アナスタシア
両陣営と白鯨との激しい応酬が続きます。
{netabare}
クルシュ「風王☆結界☆」見えない刃どーん☆
ヴィル爺「体は剣で出来ていr」ズバズバどーん☆
ミミ「わー!!!!」どーん☆
ここで白鯨HP-50%時の限定スキル発動。
白鯨×3「はい増えまーす」
「おいおいウソやろ!ムリゲーやんけこんなん><;」と一同膝をつく中、
さすがはゲーム脳スバル。
「いやいや、本体叩けば終了やろ」
しかしながら
白鯨「はいはい分身2体にやらしといて上空で休憩しよか。ソシャゲの
タウンチェックでもするわー(ポチポチ」
攻略法に気づいても上空の白鯨に手が出せないクルシュたち。苦肉の策で
レムが放った渾身の氷柱もあっさり躱されゲームエンド・・・かとでも
思ったかこの白鯨プロジェクトが!と言わんばかりに氷柱から
白鯨の体に飛び移るスバル。地上にダイブしながら
スバル「喰らえ!必殺死に戻り宣言!」魔女臭ふわっ
白鯨「うおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!」
ちゃっかりレムのおっぱいキャッチをゲットしたスバルとレムを乗せ、
猛追する白鯨から逃げるべくパトラッシュが走る!その先には
フリューゲルの大樹「オレやで」大木どーん☆
胴回りだけで白鯨のサイズを超える超巨大樹を爆薬で吹き飛ばして切り倒し、
瀕死の白鯨をプレスすることでようやく戦闘終了。
あまりの衝撃に吹き飛ばされるスバルたち。気が付いたときには
またしてもレムが瀕死に・・・(ノω・、) ウゥ・・・
この戦いで序盤から大魔法を連発し、何度も身を挺してスバルを守り続け
ボロボロになっていました。思えば今回のループを繰り返すうちに
その献身に何度も救われ、もはやスバルの中でエミリアと同等レベルに
大きな存在になっていたレムが、またしても失われてしまうのか。
スバルの腕に抱かれ、
「スバルくんの 未来に・・・レムも・・居たかtt」
と辞世の句を残そうとするレム。
必死にレムの意識をつなぎとめようと声をかけるスバル。
「当たり前だろ!オレのそばに居てくれよ!レム!」
レム「はい言質頂きましたぁ」お目めぱちっ☆
{/netabare}
ここの原作の件のレムめっっっっっちゃカワイイんですよ!!!
今まで控えめ大人しめで主を立てるキャラだったのに「恋」を知って
いきなり小悪魔ちっく自己主張し始める超絶レムカワな回だったのに!!!
何なら私このシーン一番楽しみなレベルだったのに何あのアニメの
あっさり描写・・・このアニメで最大に許せん( ̄□ ̄;)
すみません、熱くなってしまいました。
さて、最大の障害であった白鯨を辛くも討伐し、残る脅威は魔女教のみ。
多くの犠牲を払い、クルシュ、レム等もボロボロで戦線離脱となりましたが
魔女教狩りの助っ人としてフェリス、ヴィル爺が残り、さらに宿敵であった
ユリウスも助っ人参戦。
以前コロシアムでフルボッコにされてエミリアの前で恥をかかされ、思えば
今回スバルのメンタルバランスが崩れるきっかけになっていた彼ですが、
さすがにスバルも少しは大人になったようです。今までのように目的を
忘れて食って掛かることもなく、彼の参戦をありがたく受け入れましたね。
正直、原作を読んでいるときはもういいからクリアさせてあげてよ・・・
って感じでしたがペテルギウス先輩はまだまだ遊び足りないご様子です。
{netabare}
前回までの周回で
⑧ペテ公の「指先(小隊)」は複数あり
⇒街道封鎖と監視、待機の役回りからおおよその位置はつかめる
⑨ペテ公は常人には不可視の腕で攻撃してくる
⇒魔女関係の因果なのかスバルだけ可視化
⑩スバルの魔女臭のせいか所見では敵視してこない
⇒先制攻撃確定
という条件は判明しています。
これらを利用して「指先」を索敵、撃破しつつ、単身となったペテ公を
有利に撃破・・・かと思いきや、実はペテ公にはもうひとつ「乗り移り」の
スキルがあります。乗り移れる対象は心身の相性も関係するようですが、
既に指先の中に「乗り移り対象」を何人か配備しており、この結果
スバルはさらに何度かループするハメになってしまいました。
(※ちなみにセーブポイントは白鯨討伐直後に更新されてます)
アニメでは言及されていませんが、ペテルギウスの正体は「魔女因子」を
取り込み、体を乗り換えながら数百年を生き延びてきた邪精霊でした。
スバルは数度の自己犠牲の果てに、ユリウスの精霊の力等も借り受けて、
最後は乗り移り対象のいない状態で完全に燃やし尽くすことで肉体と
精霊を切り離し、ペテルギウスを消滅させたのでした。
{/netabare}
ようやく全ての危難を祓い、エミリアを救出し、望む未来を手に入れることが
できたスバル。最後はエミリアとのわだかまりも解消でき、万事解決、
大団円となりましたね。いやーよかったよかった。
と思ったかい?(ニヤッ
{netabare}
アニメ版はここで終了してスッキリしていますが、実は物語の
同一時間軸上ではこの段階でまたひとつ、スバルの目の届かない所で
大事件が勃発しています。が、それはまた別のお話。
{/netabare}
現在、web版原作では第六章までが執筆されており、そういう意味では
原作ストックはあります。次回作も充分期待できると思います。
ただリゼロも今回のアニメ化でかなり大きなマーケットになりましたから、
まずは文庫版へとブラッシュアップしていき、そのストックが
貯まってからの次回作となりそうですね。
ちなみにweb版の第四章めちゃめちゃおもしろいです!
ぜひアニメ化を期待しつつ、気長に待ちたいと思います。
2016/10/16 校了