きつね丸 さんの感想・評価
2.5
物語 : 2.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 2.0
キャラ : 1.5
状態:----
作画は凄いと思うけど、内容はイマイチ
ワンパンマンの作者ということで期待しましたけど
見た感想は「う~ん・・・」
いや、全く面白くないかと言われるとそうでもないんです。
モブキャラにしか見えない主人公が超能力で悪霊を粉砕するのは気持ちよかったし。
作画もなかなか凄かった。
しかしながら話自体はひどく地味。
胡散臭い自称霊能者の霊幻新隆(名前です)が、主人公の影山茂雄、通称『モブ』を体よく使って凶悪な悪霊を退治して儲けようっていう感じの話がメイン。(?)
例えるならあれか、ねずみ男と鬼太郎の関係に似てる所があるかな?
ストーリーとしては分かりやすいけど、主人公は何がしたいんだか良く伝わってこないし、体よく利用されてるだけの存在であまり面白くはない。
他のキャラにしても、特に魅力のあるキャラとか出てこないし、綺羅星のごとく個性的なキャラが登場していたワンパンマンと比べると2ランクくらい落ちるかな。
ワンパンマンのサイタマと似たコンセプトの主人公ではあるんだけど、こっちはまるで魅力を感じない。
サイタマにはあれほどカッコイイと思わされたんだけど。
サイタマの場合は自分の意志でヒーローをやる!というのが明確だったしそこに惹かれたのは有るかもしれない。
モブの場合、体よく利用されてるというのはギャグとしてはありかもしれないけど、そこにただ乗っかってるだけの主人公のキャラクターとして見るなら個人的にはマイナスの方が大きかったかも。
この作品の不幸はワンパンマンの後に放送されたことでしょうね。
作画のクセとかストーリーとか見てると、やっぱりどうしてもワンパンマンがチラつくし比べてしまう。
比べるとこっちの方が劣って見えてしまうという悪循環。
全く異なったテーマであればまだ良かったんですが、『主人公が実は最強系』だったり、わかりやすい『悪者退治』だったり被る要素が非常に多いのがなぁ…。