reath さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
自分の何かにコンプレックスを抱くからこそ光る作品。
この物語の主人公は、チビ・デブという、実際にいたらかなりのコンプレックスを抱く主人公だろう。おまけに精神的にも未成熟で、打たれ弱い一面もある。
しかし、自分にコンプレックスがあることを自覚してるからこそ、相手に自分の弱みを知り協力できる理解者にもなる事が出来る。
主人公の周りにはそんな彼を信頼し寄ってくる仲間たちがいる。主人公も特に仲間を大切にしており、裏表のない誠実な主人公と言える。
物語自体は仮想現実でのバトルがメインであり、主人公はヒロインに誘われてそのゲームに参加していくのが大体の流れだ。
彼はこのゲームの中ではリアルとはかけ離れた非常に筋肉質で背の高いスラッとしたヒロイックなボディの持ち主だ。
もともとゲーマーとしての資質はあるが、経験不足から自分の力を十分に発揮できず、戦いを重ねることでどんどん成長していく成長物語である。
この作品を素直に見れるかどうかは、弱い主人公を受け入れられるかどうかで決まる。
イケメンではない主人公が、普通の主人公のように立ち回ったときに嫌悪感を抱かないなら、なかなか面白い作品ではあるので、観ても損はないだろう。
自分はこの主人公は素直にかっこいいと思えた。だから自分の中ではこの作品はいい作品に思えます。