かおりん さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
少しの勇気と少しの切なさ。
【あらすじ】
就職活動がうまくいかず、詰まっていたサイタマ。ある日、怪人が暴れていた街で、顎の割れた少年を助ける。それをきっかけに、幼いころ「ヒーローになりたい」と夢見ていたことを思い出し、就職活動を自ら辞め、ヒーローになることを決意した。3年間の懸命なトレーニングの末、どんな相手をも一撃(ワンパンチ)で倒せるほどの力を手に入れるも、髪の毛を全て失ってしまった。しかし、この強さゆえに、いつも簡単に相手を倒せてしまうことに退屈さを感じていた。ある日、自分が住む街に怪物が現れることをきっかけに、ヒーローとしての自分の知名度の無さに気づいてしまった。
【みどころPOINT1:物語の中に引き込まれるような作画】
「どんな相手も一撃で倒せる」という主人公の設定上、1話1話の話はワンパターンですが、それでも映像の中に引き込まれてしまうのは、画力の素晴らしさだと思います。とくに戦闘(バトル)シーンの迫力はものすごく、どの話も目が離せません。ちょっとしたギャグ要素もあるため、飽きることはないと思います。テンポの良さも画力の素晴らしさをひきたてている要素の1つかもしれませんが、見終わった時に達成感みたいなものを感じます。
【みどころPOINT2:周りから認められないヒーロー】
他のヒーローアニメとは違って、主人公は大衆から認められないという設定です。どんなに強い相手を倒しても、『ヒーロー階級の低さ』から、サイタマは大衆に褒められることもありません。しかし、それでもヒーローを続けていくその姿には、少し、切なさを感じます。
【みどころPOINT3:描かれる人間関係】
兄弟愛・家族愛・友情・恋愛等、様々な人間界が描かれています。1クールにいろいろな人間関係が描かれているので、内容の濃さを感じます。特に、物語の終盤にそれを感じることが多いです。