どらむろ さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
パンで繋がるゆるふわ百合ショートアニメ。のあちゃんかわいい♪
パンが好きな女子高生たちの日常を、ゆるふわな百合風味で描く3分×13話のショートアニメです。
短い尺に過不足なく日常系のゆるふわな萌えどころあり、この手の作風が好きならば、かなり優秀な作品。
…こういうコンセプトの明確な作品は、ハマれれば手放しで評価したくなります。
{netabare}『物語』
4人の女子高生たちが「パンが大好き」という接点で、少しずつ仲良くなったり、楽しくゆるふわな雰囲気になったり。
「パン友」なる関係性が終始微笑ましかったです。
女の子が皆可愛く(特に幼女っぽいのあちゃんが愛でられるのが萌え)、パンも美味しそう。
自然と仲良しになった少女たちが時に一緒にパン作ってみたり、食べ合って話題膨らませたり。
細かいストーリーなど不要。可愛い彼女たちが仲良く美味しそうにパンを食べたり会話しているだけで、良いのです。
最大の見所は、のあちゃん萌え。
同級生なのにちっちゃいのあちゃん争奪戦の百合な様相を呈してくる後半に向けて、萌えが加速します。
共通の話題があれば自然と会話や関係性が生まれ、ごく自然と共感し合える。
それがパンという単なる食品であっても。
…思うにこれは女子特有のアプローチなのかも。私ら男子だと、こうはいかんでしょうから。
※食品を食べたり作ったりする百合寄りな日常系といえば「幸腹グラフティー」も大好きなんですが、本作も短い尺ながら、パンを食べたり作ったりしながらゆるふわな雰囲気を醸成している。
たかがパン、されど本作のパンには、誰かと仲良くしたい気持ちがちゃんとある。
流石に30分アニメ程の繊細さは無いものの、3分弱でもじんわりと伝わる感情は、幸腹グラフティーにも通じるモノ感じました。
7話の、のあちゃん風邪回は、微笑ましいです。
ネタがパンに絞られていますが、購買での購入など、より女子高生らしい日常もまた持ち味かも。
…本作の見所はあくまでも「女の子の可愛さ(特にのあちゃん)」であり、別にパンは主役では無い。
無いのですが。皆パンが好きだからこそ自然と仲良くなれたのも事実。
パンをプレゼントしたり、一緒に作ったり、これらも仲良しになりたい気持ちの表れなのでしょう。
…百合作品でも、ストレートに好意ぶつけ合う作風も好物ではあるのですが。
本作は「パン」でワンクッション置く事で、百合が(若干ながら)奥ゆかしく感じるのが良い。
ゆるふわな日常の中、ゆっくりと「パン友」になっていく少女たちを見ていて、とても和みました。
※ここら辺、ブリキ男さんのレビュー参考にしました。
総じて、3分弱でしっかりと百合日常系の良さ感じさせてくれる良作でした。
日常系と見れば、決して内容は薄くないです。
むしろ3分しかない割には、じんわりと深まる少女たちの関係性は丁寧な方でした。
『作画』
女の子の可愛さも、パンの美味しそうな描写も文句なし。
抜きんでてなくても、萌えの要所を押さえている。
食事が美味しそうなアニメは良作の法則。
『声優』
新人中心ですが日常系萌えアニメとして遜色なし。
木戸衣吹さんの天然元気娘かわいいです。木戸ちゃんの主演作は何故か不人気になりがちですが…帰宅部活動記録とかめっちゃ好きなんですが!
豊田萌絵さんは「人生」の文系の子、原奈津子さんはJKめしの麗奈とは…
MVPは本作最萌ののあちゃん役の大森日雅さん。「六畳間の侵略者」の「ゆりかふぁいおー!」で随一の好演が記憶に残る方、本作の非常にあざとい幼女(高校生ですが)も絶妙でした。
『音楽』
主題歌「青春は食べ物です」がポップでキュート、主題のシンクロも良い。
4点とするにはちと短い。
『キャラ』
四者四様ですが、16歳なのに幼い外見の美少女・佐倉のあちゃん可愛いに尽きます。
やや引っ込み思案だったり、武器兼食料としてフランスパン携帯したり、言動もユニークだったり、それらが全て萌えに変換される。
幼女なのではなく、同年代だけど幼いっぽいのがポイントでしょう!
本作は可愛いのあちゃんを他少女たちが愛でたり餌付けしたりするのが一番の見所。
他3人は、パン以外の趣味もポイントでした。パン以外でも携帯ストラップだったり、漫画だったり、仲良くなるきっかけを持っている。
メイン主人公格の谷みなみがムードメーカー。天然マイペースだけど、見ていて楽しい子です。
逢沢ゆうと深川ふゆみも、みなみのペースに巻き込まれたり、のあちゃん争奪したり。
後半追加で妹なのに姉より大きいのあちゃんの妹ちゃん等、さらにパン友(のあちゃん萌え)広がります。{/netabare}