「暦物語(その他)」

総合得点
74.7
感想・評価
704
棚に入れた
4423
ランキング
879
★★★★☆ 3.8 (704)
物語
3.6
作画
3.8
声優
3.9
音楽
3.7
キャラ
3.9

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ネタバレ

Marbara☆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

都市伝説。街談巷説。道聴塗説。

DVD化されやっとレンタル出来たので視聴。
原作既読。
物語シリーズ短編集。約12分、1話完結、全12話構成。阿良々木暦の一年を通して、各月ごと主要キャラを交えた小話になっています。


以下「タイトル」(メインヒロイン) ちょっとした感想を書かせていただきます。

1話 「こよみストーン」(羽川 翼)
4月。
学校にある不思議なほこら。{netabare}実はそれは暦が作ったものであった。

さすがに2年前は覚えてるよね。小学生の頃じゃあるまいし。はじめの教室での暦と翼のシーンは化第一話思い出すねー。
廃ビルに机に座ってるメメ、隅に忍ってのも懐かしいなあ。久しぶりのメメも作画向上で綺麗になってるw{/netabare}


2話「こよみフラワー」(戦場ヶ原 ひたぎ)
5月9日。重し蟹から解放された次の日。
死者がいないのに学校の屋上に置かれた花束。{netabare}実はそれは事故を未然に防ぐためのものだった。

現実で花束を置いて注意を促している場所はありそう。
このころはまだ暦とひたぎは付き合ってないんだよな。一話と同じくメメさん現場検証せずに解決とか最強。かの子供名探偵も顔負けw 進撃パロあったけど、中リヴァイなんだよな。声優つながりのパロでてきたらどんな心境なんだろうか。おそ松さん幻の第一話とかw{/netabare}


3話「こよみサンド」(八九寺 真宵)
6月。
鬼の形相に回帰する公園。{netabare}実はそれは砂場の底の破損によるものだった。

今回はオチが納得いかないな。
八九寺と阿良々木くんとの会話はやっぱ好きだわ。
カイジのパロあったけど、阿良々木くんはいろんな顔になるねw
今回は頼りのメメさんの変わりに、翼が探偵役。阿良々木くんにも頑張って欲しいな。{/netabare}


4話「こよみウォーター」(神原 駿河)
7月。
神原の父は神原の風呂の湯の水面に運命の相手の像を見たという。{netabare}実はそれは水面に映ったのは自分自身の顔であり、錯覚であった。

これまたオチがうーん。こじつけ感が半端ない。オチは神原のおっぱいでいいのかw
ひたぎのツンとちょろさが面白かった。戦場ヶ原さん、ちよろいね。今回はひたぎが探偵役。
神原のバカ変態さから始まり、神原のバカ変態さで終わった回。憎めないわ。{/netabare}


5話「こよみウィンド」(千石 撫子)
8月。偽の貝木の詐欺の後の話。
どうやって貝木は噂を流したのか。
{netabare}今回の話は他のと違って哲学的だったな。
無風であるからこそ広まる。{/netabare}


6話「こよみツリー」(阿良々木 火燐)
9月。
火燐ちゃんの道場に今まで誰も気づかなかった木が発見される。{netabare}それは怪異かも知れない何か。(解釈)

ovaだからかいきなり火燐ちゃんのおっぱいが暦の頭に…。暦は妹に脅迫されてばかりだな。
頼れるお兄ちゃん探偵役きたかと思いきや、翼に相談。暦は他人に頼りすぎ。
オチを有耶無耶にしたな。
今回は怪異の仕業なのか?
解決したのかも怪しい。{/netabare}


7話「こよみティー」(阿良々木 月火)
10月。
茶道部の幽霊の噂を論理的に否定した月火を誰も信じてくれなかった。{netabare}それは月火を庇うためのものだった。(解釈)

前回に続き解釈で終わった回。5話に似て哲学的なお話。「悪魔の証明」(存在しないものの証明)がテーマ。
西尾維新はこういうの好きそう。
今回は駿河に相談。
最後の駿河の一言は意味深だな。
「茶道部員たちと阿良々木先輩。月火ちゃんはどっちに騙されてくれたんだろうな」{/netabare}


8話「こよみマウンテン」(忍野 扇)
11月。
北白蛇神社のふきだまりの対策に来た暦と扇ちゃん。そんな北白蛇神社はもとはこの山の頂上になくて、別の場所から移設させたと云う。{netabare}実は山の頂上で切り倒した木を使って新たに建設した。

このオチは分からなかったな。
結局ふきだまりの対策どうしたんだろ。撫子の言動から囮への伏線はってるね。{/netabare}


9話「こよみトーラス」(忍野 忍)
12月。
ドーナツを使って隠れんぼをする暦と忍。{netabare}暦の見つけられなかった残りの1つは忍が大きいドーナツの間に小さなドーナツを隠した。

オチがつまらん。いい感じに愛情で片付けたね。
冒頭、ひたぎが料理できるのに驚いた。受験勉強の差し入れでお手製ドーナツとかなんていいカノジョ。愛情たっぷりのドーナツを賭けての対決は暦ちょっと酷いぞw
翼はメメさん探しの旅の途中だと思うけど、電話越しのお色気シーンはいらないわw{/netabare}


10話「こよみシード」(斧野木 余接)
1月。
センター帰りの暦に探し物を依頼し、暦を指先に乗せて歩き回る斧野木ちゃん。{netabare}それは暦と貝木との遭遇を避けるためであった。

まあまあ面白いオチ。なんで翼はこんなお色気キャラになってんだw やっぱり斧野木ちゃんの指先に乗るのは暦より余弦さんの方が様になってるよな。{/netabare}


11話「こよみナッシング」(影縫 余弦)
2月。
斧野木ちゃんの正体を知るため余弦さんと対決することになった暦。{netabare}しかし、決戦の場に余弦さんの姿はなかった。

原作の表紙が余弦さんだったから何か起こるな、と思ったら次回に続く。11話・12話は本編に関わる話らしいね。火燐ちゃんとのエロバナ。あれ物語シリーズってこんなエロかったっけ? {/netabare}


12話「こよみデッド」(臥煙 伊豆湖)
3月。
余弦さんが姿を消してまもなく一ヶ月。余弦さんを探しに北白蛇神社を訪れた暦は、境内で臥煙伊豆湖に出会った。{netabare}臥煙さんは被害が増え続ける状況を止めるため暦を殺した。

詳しい内容は考察サイト等で。
タイトル通り殺されちゃったね。
臥煙さん登場したら話が本筋に関わるからいつも前屈みで聞いちゃうなw
終物語(下)へ続く。
私、気になります(((o(*゚▽゚*)o))){/netabare}


【総評】
今作は、一見怪異の仕業?と思わせる日常的な謎を解決する話。
やはり本編と比べてしまうとオチという部分が薄いように思いました。特に後半はつまらないのが多かったです。
暦物語を観るか迷ってる人は本編に関係してくる11・12話だけでいいと思えます。
残念だったのが、アニメ化に至って、プロローグ1が全話カットされていること。原作では暦が各キャラの「道」に対する考えから自分を見つめる描写があり、アニメではそれがカットされ、今作の筋が抜けてるように感じました。
しかし、本編約9分での起承転結があり見やすかったのはあります。「後日談というか、今回のオチ」も毎話あるんで笑。あと、懐かしのOPが起用され無駄にテンション上がっちゃいましたね笑。

今までと比べてライトなストーリーな暦物語ですが、「ボリューム」を求めるか「テンポの良さ」を求めるかで評価が変わってくるように思えます。
今までと少し違う物語シリーズを観れて良かったと思います。

投稿 : 2016/08/17
閲覧 : 330
サンキュー:

4

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