ガムンダ さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
本気のテンプレ 後半で失速
「はいふり」感想で「テンプレ作品なりにちゃんと作れ」みたいな事書きましたが、こちらはテンプレ作品なりに手抜きなしのクォリティです。
割と皆さん書いてますが、音楽物として「けいおん」と「響けユーフォニアム」の中間ノリです。
そして前半まで密度濃く、キャラの掛け合いも手が込んでいてこれはお気に入り決定かと思いましたが後半に入り失速しました。
名台詞も前半に集中してますし、息を飲むほど美しかった空の表情の描写も後半は感じなくなりました。慣れてしまったのもありますけど。
自分的には{netabare} 紗羽がヒス化する {/netabare}
くだりが我慢ならなかったです。
未熟な高校生の反応としてはリアルと言えなくもありませんが。
主人公たちよりもむしろ大人たちが魅力です。
和奏の母は実質物語の軸です。
友情や世代間の軋轢など、ほんのちょっと「神霊狩」も思い出しました。
あっちはもっとダークでヘビーですからこっちが好きな方にはお勧めできませんが、あっちが好きだった方にはこちらはお勧め出来る気がします。