天地人 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
真SFスーパー英雄(?)列伝17
ジャン~ジャン~やろ~ぜ~♪ジャンクーゴ
ドンドンいこうぜ♪ドン・ハッカ
サーサーがんばれ♪サージョーゴ
ジャンドンサージャンドンサー♪という主題歌が印象的なアニメです。
タイトルの通り西遊記のSFアニメで、宇宙の中心に位置する大王星から放射されるギャラクシーエナジーが弱まった為、宇宙で天変地異やモンスターが凶暴化し、それを救うためオーロラ姫が3人のサイボーグと共に大王星に向かうというのが内容です。
お供が兜甲児にDr.ヘル、デュークフリードと、マジンガーシリーズの時間帯のアニメらしいメンバーでしたね。
オーロラ姫は人の善意を信じる世間知らずで何も出来ずキャーキャー言ってるばかりの姫なんですが(おいっ)、白鳥のジュンや003の杉山佳寿子だけあって可愛くて思わず守ってあげたくなるタイプのキャラで、3人のサーボーグが姫の為に頑張るのも納得でした。
暴れん坊で問題児のジャンクーゴ(孫悟空)、のんびり屋で力自慢のドンハッカ(猪八戒)、クールで知性派のサージョーゴ(沙悟浄)、敵にもキンキンマン(金角)、ギンギンマン(銀角)、キングギューマ(牛魔王)、クイーンラセツ(羅刹女)と、原作が有名だけに分かりやすいキャラでしたね。
ちなみに7つ集めると願いがかなうというドラゴ○ボールは出てきません(汗)
話は単純明快で分かりやすい物語でしたが、それだけに意外性がないというか盛り上がりに欠けた部分があったかも知れないです。
ただ、中盤から出てきたクーゴのライバルであるベラミスがらみの話は面白かったです。
クイーン・ラセツに母の面影を重ねていて、オーロラ姫達を苦しめるのですが、実は女性で後にクーゴに想いを寄せるようになるんですよね。
ただ、クーゴはオーロラ姫を想っていて、決して自分の方に来る事は無いと分かっていて、最後は
「たった1日、いや1時間でいい、平和な時にあなたに会いたかった。さよらなジャンクーゴ」
とのセリフを残して炎につつまれながら死んでいくシーンが良かったです。
それからクイーン・ラセツですが、野心家であり夫のキングギューマも殺すのですが、最後はベラミスの助けが間に合わず、キングギューマの親衛隊長に殺されてしまいます。
で、その殺されるシーンが印象的で、スタージンガーというとそのシーンを思い浮かべてしまいます。
そんなスタージンガーも、第64話でついに大王星に到着し、最終回を迎えてしまいます。
感動的な別れをし、TVの前の自分も感傷に浸ってたんですが・・・なんと、大王星にすぐ戻れという連絡が(おいおい)
次週からSF西遊記スタージンガーⅡが始まったんですよ、これが(苦笑)
続きがあるという事は嬉しかったんですけど、感動を返せというか、ちょっと微妙な思いがありましたね。