北山アキ さんの感想・評価
2.6
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:途中で断念した
物語的な快感不足
6話まで観て
キャラの掘り下げ不足のままプロットだけを淡々と進行させるスタイルなので、
ここで断念。
2話まで観て
2話はコーエン兄弟の「ミラーズクロッシング」を意識しているシーンが
所々にあった(森とギャングの組合せ、命乞い、死体確認)。
ただ、あのコーエン兄弟の圧倒的にスタイリッシュな映像美が無いから…
「ミラーズ~」は復讐譚ではなく友情ものなので比較対象として適切とは言えないが、、
比べてみると、2話時点での物語的弱さも目についてしまう。
それは、あっさり殺しちゃうところ。{netabare}
「ミラーズ~」の主人公はそこにジレンマ(ただし、殺人という行為に対するものではない)を抱えている。
そして、その選択が物語を展開させ、キャラや人間関係の深みに繋がっていく。
一方で、こちらは今のところストレートな復讐譚なので、そのジレンマが無い。
かと言って、復讐と遂げるカタルシスがあるわけでも無い。
このまま行くと超展開プロットで挽回しない限り単調で奥行の無い物語になりかねない。
萌え感を出さなければ良い物語になるとか、大人向きだってわけではない。
雰囲気だけで中身の無いまま終わる例も多い。
萌えの無いハリウッド映画だってほとんどは稚拙な物語だし。~ {/netabare}
まだ、始まったばかりなので、もう少し様子を見たい。