きつね丸 さんの感想・評価
3.3
物語 : 2.0
作画 : 5.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:今観てる
中盤から微妙、テンポ悪し。
題名『バッテリー』
電池の話ではありませんでした。ニカド君とかマンガンちゃんとか、そういうのが出てくる新感覚アニメじゃないのかと一瞬思いましたが。
このバッテリーの意味する所は、野球の投手と捕手のコンビのことですね。
原作は全く読んでないんで舞台設定は良くわからないですが、現代と言うよりは20~30年くらい昔って印象ですかね。
子供が携帯ゲーム機等ではなく釣り竿を持っている辺り、恐らくそういう時代の春から夏を意図した季語だと思われます。
野球用のバッグだったり、家庭用の水槽やエアーポンプ等を見ても、昭和の後期~平成の頭あたりを意識してるかな。
EDもその辺りに流行った選曲を意識した印象はありますよね。
松たか子さんの『明日、春が来たら』1997年発売なので。
そういや昔はブルーギルを釣って家で飼ったなんてのは普通にある話でしたね。
今じゃ法律でガチガチに固められて色々とうるさいですが。
個人的にはブルーギルやブラックバスはもう日本の生態系に深く関わって共に過ごす自然の一部だと思うんですがね。
今更存在そのものに目くじら立てた所で、もう完全に根絶するなんて無理でしょう。
余談ですが、ブルーギルは内臓を取ってよく洗い、唐揚げにすると淡白な味わいで結構美味しいです。
とまあ話がそれましたが、全体的に昭和から平成への移り変わりみたいなものもどこか感じたし、非常に世界観の作りこみの細かさを感じさせられた。
人間ドラマとしても、伸び盛りの野球少年を上手く表現してると思うし、自然と熱く慣れる作りで良かったです。
キャッチボールのとこも、アニメにありがちなボールに変なエフェクトが入ることも無く、すごく自然に【速い】ストレートを表現してますね。
ただ、6話まで見て評価が1段階下がりました。
スポーツ青春モノなのに変にドロドロしてる、ってのは個人的には別に構わない。
現実の運動部なんて「ハイキュー」みたいに前向きな奴ばかりじゃないですからね。
むしろ味方からの足の引っ張り合いの方が凄かったなと。
学校や指導者にもよるんでしょうけど、田舎の部活なら十分あるわ~と思いました。
そういう意味では、非常にリアリティーや懐かしさを感じていたんですが…
その足の引っ張り合いってのが、ベルトでぶつだけのホモプレイみたいな内容。
一気に萎えるわ・・・
まあ、ここ最近腐女子向けサービスのあるアニメが台頭してきてるから、その煽りなのかも。
「腐女子向け演出も入れろ!」って言う指示が飛んできたのかもしれない少し残念な作品。