Rachel さんの感想・評価
4.1
物語 : 2.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
一言でいえば、引っ張りすぎ
物語の評価
音楽ものは感動をどう伝えるかが難しいと思う。その中にあまりに叙情を押し込みすぎると、飽きてくる感じだ。物語のスピードも落ち、視聴者も「はよ進め」と言いたくなってしまう。
感情表現を表したいがために、あまりに涙の登用が多すぎた。どうでもいいことに思うときもあり、そんなに感動を誘発させなくてもいいのにと、視聴者の気持ちも覚めてしまう。
声優の評価
問題ない。
キャラの評価
音楽組の二人に対し運動組の2人を対比させたのはいいことだと思う。ただ、ピアノ演奏のコンクール仲間のほうが、物語価値が大きかったように思う。
作画の評価
ピアノの演奏videoから立ち上げたと思うが、ものすごく手が込んでいて時間と労働力消費がすさまじかったのではないかと思う。素晴らしいものを見させていただいた。感謝したい。
音楽の評価
問題ないが、OP EDともピアノを活かして欲しかったように思う。
その他
シナリオライターも担当で変わるので仕方がないと思うが、あまりに気持ちを前面に押し出し、画面はどうでもいい美しい風景を出し、ただ無慈悲に「あーだのこうーだの」と心情吐露するシーンが多すぎる。
その反面、急に「がっつくように暴言を吐く」シーンが入り混じり、そのコントラストは全く無意味で飽き飽きした。物語の中身にひきつけられるのであって、そこに心情描写が折り重なるのが鉄則(だと思っている)しかしあまりに引っ張りすぎて台無しと言っても過言ではない。