死屍累 生死郎 さんの感想・評価
3.3
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
人は、変わらないで欲しいって思うから、それを記録に残す
果たしてそうだろうか、、、
変わってしまうからこそ、その瞬間を記録に残すではないでしょうか?
人が住めなくなったといわれている地球の過去の記録を発掘、復元作業をする主人公
復元していく過程で地球が美しい星で人間の愚行によって人が住めなくなったことを知ります。
主人公達は過去を知れば知るほど現在に絶望し、過去の記録の復元をやめて生きます。
これは近年のネット社会でも同じことが言えるのでないでしょうか?
フェイスブックやツイッターで自己顕微欲を満たすためにいかにリアルが充実しているかアップされています。
それを見ると「あの時は同じ学生だったのに今はこんなすごい事を○○はしているのに俺は・・・」
と思い嫌な気分になったことが皆さんあるんじゃないですか?
僕はそういう気分になりたくないんで元から一切使っていませんw
知らないでいることの幸せは確実にあります。
しかし、主人公は最後に復元された内容から、ある仮説にたどり着き
おそらく確認せずにはいられなくなり最後のシーンにつながり、自分達が住んでいたのは、、、
この作品は哲学性がありますのでそういった作品が好きな方は見ることをおススメします。