Lovin さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
観た感じ
■情報{netabare}
原作:荒井チェリー
監督:木村泰大
シリーズ構成:子安秀明
キャラクターデザイン:山崎淳
制作:動画工房
話数:1クール全12話
OP:「クローバー♣かくめーしょん」
by とりぷる♣ふぃーりんぐ
西川葉子(CV:和久井優)、小田切双葉(CV:金澤まい)、葉山照(CV:今村彩夏)
ED:「ぐーちょきパレード」
by とりぷる♣ふぃーりんぐ
西川葉子(CV:和久井優)、小田切双葉(CV:金澤まい)、葉山照(CV:今村彩夏)
{/netabare}
■感想
知識:原作4コマ漫画未読
鑑賞:TV放送
概要:学園日常系
設定:中庭で一人食事をする少女は・・・
見所
1.この作品の設定は一見非常に暗く見えてしまうが、ヒロインが逞しく悲観的にならなくて済む。
そしてタイトルからして、「葉」に纏わる名前を持つ三人がわいのわいのする展開と予想もでき、
2016春期のTHE日常系作品になりそうな予感もしていたが、私自身はノーマークだった。
2.非業の運命を歩むヒロインは西川葉子、あだ名を葉子様という。
ストーカーに見守られながら意外にも明るく逞しく生活している。
大食いチャレンジを楽々こなすが意外な一面を持つヒロインは小田切双葉。
{netabare}アレだけ食べると翌日大変なものを生み出さざるを得ないのではと、
コンパで「私食べても太らないんです」アピールする女子を殺す漫画を思い出す。{/netabare}
人当たりは良いが暗黒面を併せ持つヒロインは葉山照、姉からは照ちゃんと呼ばれている。
3.序盤の三人が仲良くなる過程は案外短い。
幼少期に染み付いた習慣が離れず人間関係の構築に苦労する葉子様だが、
そのことに理解のある双葉と照ちゃんとは直ぐに打ち解けることができた様子。
4.中盤に差し掛かる辺りから徐々に三人に縁のあるキャラが登場し始める。
それらのキャラの登場頻度は葉子様4:照ちゃん3:双葉2という割合に感じる。
インパクトとしては照ちゃんの姉が最強である。
このような面々が延々と日々を過ごす日常が終始描かれる。
5.作画について云々言われたが、個人的にはそれほど気にならなかった。
こういうときン十年前のセル画時代のアニメを知っていると鈍感になれる。
{netabare}背景に三段壁や東尋坊のような切り立った崖が描かれおり流れ上その崖が崩れる場合、
どの部分が崩れるかまで子供でもハッキリわかる作画と比べれば綺麗なものである。{/netabare}
6.OP、ED共にテンポもノリもよい曲だと思う。
私は古い人間だが印象は悪くなく寧ろ良いほうだと言える。
ただ{netabare}EDを聴くとルパン三世シリーズのOPを連想してしまう。
1stのOPを連想させる理由は、ナレーションが入っていること。
2ndと3rdを連想させる理由は、Aメロとサビの最後に流れるアレ。
しかし実際1st成分は少なく、3rd成分を一番強く感じる。{/netabare}
7.それで私がこの作品をどう感じたのかと言えば、
基本日常系なので受け付けない方も居られるとは思うが、
日常の範囲内での事件はしっかり起こるし、結構楽しかった。
印象的なのは葉子様宅での食事会、パジャマパーティ辺りになる。
■蛇足{netabare}
荒井チェリー原作は未確認で進行形しか知らないが、
あちらはえもいわれぬ暗さを引きずっているように感じたが、
この作品にはそういったものが無く気楽に楽しめる。
{/netabare}