ハヤブサ さんの感想・評価
4.9
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
リーダーというもの、突き進むとはどういうことなのか
この作品については、特なる欠点は感じられませんでした。個人的に今期1、2に好きな作品でした。
自分の亡霊(弱心)との向き合い、限られた条件においての戦略の実行、重くかかる責任と人への諭し方、信頼ない中での人心の集め方、亡霊と戦いながらの決断‥リーダーとはどういうことなのか、突き進むとはどういうことなのかを、イクタを通じて丁寧かつカッコよく描かれています。3〜4話から、岸田教団さんのOP威力が増してきました。
特に、人を諭す時や交渉する時、原作者の聡明さや哲学を感じました。よく観ていると、かなり厚く濃いです‥時間をおいてもう一度観たい、続編も観たいなと思いました‥「これから」ってところで終わってしまった事以外は、個人的にほぼ満点です。それ位、キャラの心理描写に惹き込まれました。
イクタ‥はじめのエロくてなどの設定はオマケ‥中盤以降のセリフや決断にはカッコいいしかないです。特に、人を諭したり責任から逃げないところは圧巻‥相手が感情的になったり、拳や口の暴力を浴びせてきた時もイクタは乱れません。しっかりと、感情や暴力をその身や心に受けて、その上で相手を優しく収める。自分の事よりも、戦士の心やその先の戦況を優先する‥その諭す言葉が何とも優しく、そしてどことなく哀しくもあり、しびれます。リーダーとは‥その星の下、なるべきものがなっていくのが流れですが、腕力とか知能だけでないリーダーたる者に秘めているもの‥がこの作品には描かれていました。
音楽良し脇キャラも熱し、心理戦も緊迫感ありました。
アル◯ラーン2部では物足りなく感じた部分が、ほとんど贅沢に詰めてありました。強戦士ヤトリの強さも程よく、過酷な戦い、不利な状況での決断と実行、緊張感ある戦略実行や交渉‥戦記物はやっぱこうでなくっちゃ‥
‥最後に、好演されていた種田梨沙さんのお早い回復をお祈りしています。
以下は初回所感‥
1話ラストでナレーションが
「今後、このイクタが皆に知られる大物になるのだ」みたいに言ってたので、イクタが活躍、出世していく戦記物みたいです。
まずは、力をあわせて敵地からの脱出です。
OPが何と個人的に好きな岸田教団さん
ヒロインには種田さん‥ただストブラと縁は特にないみたいですけど‥これでEDが分島花音さんだったら最高だったなぁ‥です。(個人的にですが)
岸田教団さんのOPを楽しみにしながらも、視聴していきます。