moaimoai さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
10話 幸一線 〜そのしわは「幸せ」か、「シワ寄せ」か〜
10話の1シーン
{netabare}
海の家できのばあちゃんが、てこに語りかける場面
きのさんの
「春濁りが終わる」
というキーワードから、
自身の変化に戸惑いや迷いはありながら、しかし大切なことに気づきはじめている。そのことを改めて実感するてこ
同時に、(自分の中では)深い不安の海から文字通り"光"を照らしてくれた大切な友達に対して、自分はまだその光を浴びることで精一杯で何も返せていない。とも感じる
そんなてこに、きのばあさんが「光」について、言葉の意味、そして"名は体を表す"ということと孫に対する深い愛。一言一言から「人の幸せ」について大切な気づきを説いてくれる。
そして、その思いは今のてこにしっかりと伝わっていく…
そんな大事な場面{/netabare}
なのですが
個人的に?
{netabare}老婆の画が酷い…
素人目なので技術云々カンヌンは「知らねえよ。ただ観て、感じてしまったことなんだよ」←口悪いですが
ということで素直な気持ちを走り書き。
歳を重ね増えていく「しわ」
その1本1本にその人の生きてきた物語があるのではないのか?
人でなくとも、「服のしわ」にしても
座っているのか、立っているのか、ジョジョ立ちしてるのかetc
1ミリ体制を変えただけで、全く違うしわが浮かび上がる。
まして同じ服・同じサイズでも
着る人が変われば「しわ」も変わる
他人と同じしわを作ろうと思っても、少なくとも自然に作ることは不可能。
だからそのしわ一本一本に「唯一無二の自分」「唯一無二の人生」があるのではないのか
浦沢直樹さんは以前(恐らく「漫勉」かNHKの特集番組だった)、服は勿論、歳を重ねた人物を描くとき「しわ」はとても重要で、小手先のテクニックでは技量のなさが観ている人に直ぐにバレる。だから避ける人もいる。
しかし、その難しさこそが面白く、本質なのでは
↑↑
うろ覚え。勝手な解釈
と、クリエーター側の話も交えて"たかがしわ1本。されどしわ1本"
もっと言えば
「たかが1線。されど1線」
てこに語りかけるきのばあさん
孫の、若者の今、そして未来を照らす言葉
老婆に浮かぶしわは
ささやかでも孫の、人の「幸せ」を願う1線なのか
制作側の都合による「シワ寄せ」の1本なのか
{/netabare}
毎週癒されている好きな作品なだけに、疑念が絶えません(笑)
-------------1話 視聴感想(2016.7.11)-------------
萌えより癒しの要素が際立っていました。
作画(萌え部分の)は好み分かれそうですが、安定のJ.Cさんクオリティ。
坂本真綾さんが歌う癒し系のOP曲で思い出したのは「たまゆら」。
ガラケーに懐かしさを感じつつ癒されました♪