Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
坂本くん、色々と凄すぎでしょう・・・^^;?
この作品の原作は未読ですが、レビューを書くためwikiをチラ見したところ、2013年12月発売の「このマンガがすごい! 2014」(宝島社)にてオトコ編第2位を獲得しているのだそうです。
でも、「坂本ですが?」というタイトルのインパクトの弱さから、正直視聴を悩んだ作品でした。
ジャケットで坂本くんが学生服を着用しているので、日常系である事は何となく想像できましたが、日本の苗字ランキング第39位(電話帳に約330,000件記載あり)で、和歌山県と熊本県の苗字TOP10に入っている「坂本」という苗字だけではどんな内容なのかが皆目検討がつきませんでした。
そういえば、日本の苗字ってどれくらいあるのだろう・・・^^;?
気になったので「苗字 順位」でググってみました。
すると、88,000位を超えたくらいから1件しか電話帳に記載されていない苗字が続き、最下位は102,412位という極めて希少な苗字の方がいらっしゃる事が分かりました。
電話帳に一件しか記載が無いのに順位に変動がある点に疑問を感じなくはありませんが、様々な苗字が存在するのが分かります。
因みに、日本で一番多い苗字は「佐藤」で電話帳掲載数は375,150だそうです。
こうなると自分の苗字も気になるところですが、苗字の由来や順位、都道府県別の分布など、色々な事を調べることができます。
気になった方は箸休め的にお試し頂ければ・・・と思います。
少し話が逸れてしまいました。
この物語は、高校1年生の坂本くんと彼を取り巻く仲間との日常を描いた作品です。
所謂「男子高校生の日常」な訳ですが、この作品が一線を画しているのが坂本くんの一挙手一投足がスタイリッシュでクールである点です。
そして坂本くんには一切の妥協がありません。
そしてそれは坂本くんが意識しての行動もゼロではありませんが、天然的に行っている言動もゼロではないんです。
それでも、いかに坂本くんがスタイリッシュ且つクールであっても、その言動を1クールまるっと視聴するのは正直厳しい話だと思います。
それでも結構人気のあった作品でしたが、その最大の理由は「坂本くんと接した事のある周りの人達のリアクション」が面白かったからだと思います。
坂本くんの言動に頬を赤らめる女子高生・・・
確かに格好良いので、ごく自然な成り行きだと思います。
でも、その雰囲気は七変化しながら周りに伝染するんです。
いつの間にか自慢話になっていたり・・・
そしてその余波はいつしか男子生徒までをも惑い狂わせ・・・
挙げ句の果てには、友人の親まで魅了してしまうんです。
勿論、皆さんしっかりとした理性をお持ちですので、誤った道を選択する事はありません。
でもその理性の箍って、ちょっとした事で外れてしまう事を私はこの作品から学びました。
そして箍が外れた後の顛末を・・・
自分自身を持ち続ける・・・その大切を改めて認識させて貰った気がします。
オープニングテーマは、カスタマイZさんの「COOLEST」
エンディングテーマは、スネオヘアーさんの「無くした日々にさよなら」
オープニングアニメを見ていると、どうしても「メガネブ!」が脳裏をチラついてしまいました^^;
直接的関係は無いと思うんですけれど・・・やたらとメガネが登場したからかもしれません^^;
1クール12話の作品でした。でも放送話数については不運の作品だったといえます。
本当は13話構成でアニメは制作されましたが、その1話は熊本地震の影響で打ち切られたそうです。
つまらない大人の事情で打ち切られたならがっかりもしますが、天災が相手では仕方がありません。
幻の1話・・・13話はBlu-rayに収録されるそうなので、気になる方は要チェックですね^^