スカルダ さんの感想・評価
2.9
物語 : 2.0
作画 : 4.0
声優 : 2.5
音楽 : 4.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
戦車は人を殺すための兵器である。
戦車の作画や、戦闘における戦術、ほぼ行進曲な音楽と、目を見張る点は多くあったが、人を殺さない「戦車道」に疑問を感じた。
兵器というのは徹底的に人を殺すために洗練されている。無駄のないフォルムはそれだけに美しいく人を引き寄せてしまう魅力を持っている。スポーツとして発展した戦車道の戦車は、剣道の竹刀のように全く別の形をしているはずなのだ。戦車に乗るなら国の為に死ぬ覚悟が必要だと思う。
2度に渡る総集編には愕然とした。SIROBAKOの総集編に対する恐怖感がここから来てるのかと思うと胸熱である。10話の「私達の戦いは〜」までで考えると、評価は最低ランクだったかと思う。ただ、締め切りに間に合わなかった11話、12話のクオリティには感動した。
左翼ではないが、この作品は視聴者に誤ったメッセージを送っていると思う。戦車は人を殺すための兵器である。