buon さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
前を向くための航海
終わった。
普通の学生が物語の途中で親や大切な人を亡くす話って少ないと思う。
そういう状況や心情を端的にでも表現されたことに賞賛を送りたい。
一種の時間遡行の話だが{netabare}パラレルワールドかぁ、一番しっくりくるわ。
仮にタイムマシンが造られてもこうあって欲しい。
結局変わらないし、理想通り変えられることもない。
Aの世界から過去に行った時点で新しいB世界が構築され、
Aの世界には戻れず、時間軸は違えどB世界で二人の自分が存在するという苦痛。
足掻いてもCDEと世界が変わり、変わる度に変わる前の世界に戻れない。{/netabare}
正直なほの無神経さが発揮されたあの話はプッツンしそうになりましたが、
その後のがんばりっぷりは良かった。
やたら感動を誘うわけでもないが、常に悲壮感が漂っている雰囲気はちょっとしたミステリー。
所々で自分たちで決断して、行動起こす、その中で失うものもあった。
青春の苦しみや迷いは黄昏時に似ているのかも。
☆1話感想→{netabare}
2016.07.07 22:30 ★★★☆☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5
『やり直したいこと、やり直してはいけないこと (一話感想)』
好きな人を、大事な人を死なせたくない、
やり直したいことでも最大級の希望、願望に入るであろうこと。
並みならぬ後悔、喪失感、
そして「何かできることはなかったのだろうか」と考えずにはいられない。
高校から10年以上付き合いのある仲間たちの共通の願いなのだろう。
だから10年前に手紙を送った。
主人公である女の子は未来でその仲間の一人と結婚して子どもがいる。
そして助けたい男の子は好きな人だった。
死なせたくないのは分かる、
では死ななかったら未来はどうなる?
「今」の未来は幸せではないのか、
それを否定する選択はあるだろう。
命を助けること、
叶わなかった恋を成就させること、
これは同じことではない。
手紙にはどこまで書いてあるのだろうか。
・・・手紙はちゃんと最後まで読めよ!
それにしても、ニートでもリア充でも悩みはあるもんだね。{/netabare}