ヤマザキ さんの感想・評価
2.9
物語 : 3.5
作画 : 1.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
途中から評価急降下・・・(「注目しています」を改題)
H28.9.27追記
なぁにぃ~?やっちまったなぁ!(←古っ!)
{netabare}途中までは良かったんですけどねぇ。すごく良かったんですけどねぇ・・・。でも、途中でぽっきり中折れです(こらっ!)。
面白かったのは上田先輩と翔を巡って争っている頃がピークでしょうか?上田先輩という悪役がいたからこそ、なんか面白かったんですよね。翔を思う菜穂、そして友人たち。なんとも美しいじゃありませんか!この頃までは結構毎回涙ぐみながら観ていました。
それが醒めたのは、菜穂以外の友人たちにも手紙が届いていたのを知ってから。最初は菜穂だけ、もしくはせいぜい須和までくらいが、この先起こる未来を知っていて、その気持ちが以心伝心で友人たちにも伝わったのかと思っていたら、なんとまあ、ストレートな理由で皆さん、翔のことを心配していたんですね。
そうなると今度は、勝手にひねくれて心を閉ざす翔が、すごくイヤな奴に映るわけです。なんかチヤホヤされてるのをいいことに、やりたい放題わがまま放題みたいに感じられてくるんですよ。
小学生の時に、隣のクラスに不慮の事故で父親を亡くした奴がいましてね、そいつ、周囲が「あいつ可愛そうだよね」「きっと傷ついているよね」って理由で親切にしていたら、すっかり増長して、単なるわがままな奴になり、かえって周囲から嫌われるようになったものですが、そいつの顔をウン十年ぶりに思い出しましたよ。もっともそいつの顔は翔ほどいい男じゃなかったですけどね(当たり前か?)。
ここですっかり感動が薄まる、というか、心が折れると、今度は感動してみていた初期の頃のへんな矛盾までが気になり始めます。おいおいおい、つきあってもいないくせに、クラスメイトの女の子に昼の弁当作らせるんじゃねえよ、ちゃんと材料費くらい払えよな、とか、好きなのに付き合わないとはどういうことだ、この究極の草食系め!・・・とかね。なんだ、翔って、周りが気を遣ったから増長したんじゃなくて、最初からもともと変な奴だったんじゃねえかよ!
さらには、「たとえパラレルワールドとは言え、自分の子どもが生まれない世界を作って、それでいいのか?」とか、「そもそもその手紙どう届けた?」とか、新たなツッコミどころがムクムクと生まれてきて、後半はそうしたアラばかりが気になってしまい、あんなに感動していた話にすっかりのめり込めなくなってしまい、あげくには『「翔」ってのは「欠ける」と掛けていたのか、ひでえダジャレだなぁ・・・』と、そんな点まで気になり始めるのでした。こうなるともう、観る意義すら失いかけ、最後はやっと完走といった形で終わりました、とさ。
・・・いや~、返す返すも残念な作品でした。
そうそう、ちょうど9話~10話に掛けてでしたか、急に作画が乱れました。もともとキャラデザインがあまり好きではなかったのですが、この作画の乱れは痛かった。それがちょうど話がつまらなくなった時期と重なり、そして思ったわけです。
{netabare} 「作画の乱れは心の乱れ」{/netabare}
・・・ってね。{/netabare}
あああ、鑑賞途中で書いた以下の感想がちょっぴり悲しく感じられる秋の夜長であります。
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あらすじを読んだときに「ん?どこかで聞いた話・・・」と思ったら、土屋太凰と山崎賢人の出演した映画化が先にあったのね。そうかそうか。
個人的には好きな要素である「タイムリープもの(と言い切っていいかどうかはわからないけれど「過去改変」は間違いなし)」「学園もの」「群像劇」といったものを満たしているので、かなり期待しています。今季のアニメ作品の中でも注目の一作。ただ、ちょっと女の子のキャラデザがちょっと好きになれないかな?キャラデザは結城信輝氏、どこかで聞いた名前だと思ったら、「宇宙戦艦ヤマト2199」のキャラデザ担当だったのね。両者のデザインはかなり違う気がするけれど、やはりオリジナル作品じゃない限りは原作ファンのためにもともとのデザインに似せる必要があるから、きっとそういうことなんだね。
一応最後まで観て、それから最終的に評価したいと思います。とりあえず、「期待大」ということで・・・。