おんみょん さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
完成度の高さに驚くあまり。
memoriesの裏側をめくるようなストーリーです。
今回も凝った演出をしてくれました。しかしmemoriesほどのくどさは感じませんでした。 {netabare}特に10話のエンディングの花束を落とすシーン、11話の1期OP挿入には心動かされました。{/netabare}演出にキャラクターの心情がうまく絡まり合い、見る者に訴えかけるような迫力がありました。
このefという作品は、 {netabare}記憶喪失や家族の死、のような「不幸な状況」の中から、記憶が回復したり、死に別れた恋人と出会ったりして、最終的にはハッピーエンドで〆る。といったベタ{/netabare}な展開になっています。こんなことは在り得ない、非現実的すぎる、青臭いといった批判も見えますが、このようなミュージカル性を持っているのがアニメの素晴らしい点だと私は思っています。なぜアニメを見るのか。なぜアニメ化するのか。現実にはない世界に触れたいからです。現実にはない世界を作りたいからです。それらを具現化し、象徴されたものに私は心を動かされます。つまらない現実の中でも、その一瞬だけは楽しいと思えるからです。美しいと感じられるからです。それをよりよく象徴的にえがかれたのがこのefという作品です。
できればmemoriesとセットで見ていただきたいです。きっともう一度見たくなると思います。
{netabare}ただ優子が雨宮に引き取られた後、虐待凌辱されたっていう話は聞いてるだけで辛かった。それに畳みかけるような演出がより一層辛さを引き立てた。{/netabare}
あと11話、12話の作画が秀ていた。割と会話重視なアニメだったから動きに注目することはなかったけどこの2話に関してはいい動きだった。
あぁ^~ef信者になるんじゃあ^~