退会済のユーザー さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
3回ぐらい見直さないとわからない(でもソコガイイ!)
実写映画では亀梨君が大立ち回りをしてましたが本作では割と地味な(?)駆け引きドラマで緊迫感はありました。トンデモアクションは無いけど、かなり深読みしないと面白味がわからないと思う。
大日本帝国がいい気になっていた昭和10年代初頭、結城中佐が設立したスパイ養成学校「D機関」。過酷(すぎる?)な試験で選ばれた8人の「怪物」たち。信条は「死ぬな・殺すな・生き残れ」。8人の顔つきがパっと見同じように思えたのは「なんか手抜きじゃね?」って思ってたけど、実は視聴しているこちらも騙そうとしている「演出(細工)」だったのかも。実際、未だに顔と名前(絶対偽名)の区別がつかないです。「怪物」と評されてましたけど、「人」らしからぬ「人」という意味だったのかな?
かつて美空ひばりも子役時代「怪物」と評価されてたそうな。その年頃の子供にしては子供らしからぬ度胸と態度、大人(本職)顔負けの舞踊・歌唱力・演技力。今のオタオタしてる子役とは全然比べものにならなかったんでしょうねぇ。(でも「東京キッド」とかまだ見たことないです)
製作はハードドラマはお手の物、見返すほどに味が分かる「Production I.G.」
第二次大戦直前が舞台なのでN〇Kの「その時〇〇は動いた」みたいな歴史番組が好きな人にはいいかも。