ヌンサ さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
本音を言うと、後半失速したかな・・・
本屋でやたらと宣伝されていたので、アニメ化の発表前からタイトルだけは知っていました。しかし、本屋のポスターだけでは「どうせ女性向け作品なのだろう」という、毎度おなじみの誤解を持っていました(本当に毎回すいません・・・)。
視聴してみると、結構予想の斜め上を行く作品でした(原作知識ゼロで視聴しました)。"イケメンによるシュールなギャグ"という、意外と有りそうで無かった設定も◎です。
しかし、この手の作品で最も重要な役割を担うことになるのは"ツッコミ"です。ツッコミのキレ次第で、坂本君のギャグの面白さも変わってしまうのです。今作では、そのツッコミが弱い場面も目立ったのが少し残念でした(原作の問題かもしれませんが)。
あと、これも毎度のことなのですが、僕はギャグ作品が急にシリアスな話(感動話)をすることが非常に苦手です。それまでのギャグの笑いまでもが、シリアスな空気によって打ち消されてしまう気がするのです。例えるなら、友達同士でワイワイやっている最中に、急に怒った人が割って入ってきて説教を始めて場の空気を壊すみたいな・・・。
声優陣は、近年の作品(続編は除く)には珍しくベテラン声優だらけでした。これは結構難しい問題です。ベテラン声優ばかりだと手堅すぎるきらいがあるからです。僕は、今作の声優さんたちが出演している昔の作品では、彼らのことを異様に大絶賛しています(笑)。しかし、現代のアニメ作品をベテランだらけにしたことが、果たして吉と出たのか凶と出たのかは判断しかねます(あくまで人気面ではなく、作品のクオリティの話です)。
なんだか批判ばかりになってしまいましたが、漫画やアニメに興味のない人にも気軽にオススメできる良作だとは思っています。