amnmnt さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
作品そのものに魔力がかかってんじゃねえの的、謎の面白さ
まず最初に。
まだ観てない方は「魔女宅のパクりかよ」みたいな観念を捨ててください。
大丈夫、筆者も最初それで避けてましたがいざ観てみると全然違います。
いわゆる日常系なんですが、結論から言うと本作は「萌え上級者向け」作品なのではないかという考えに決着しました。
ストーリー性皆無、ギャグ性ほとんど無し、目的無し、キャラ萌えなし、感動なし、シリアスなし、ファンタジー要素ある筈なのにあんまり無し。そう。何も無いんです。ほんとにマジで構成要素がなんにもありません。
所がどういうわけか、観れてしまう。楽しめてしまう。ずっとこの世界に浸っていたい。そういう正に「魔力」を持っているのがこの作品。原作はじめアニメ制作陣、凄いと思います。よくこれで成立できるなと。
主人公が1話以降全然空を飛ばない(というか魔法自体を使わない)という変化球的アプローチ、異様に気合いの入った背景作画、異様に気合いの入った食品描写、それらの上で本当にフワッと地方暮らしの様子を眺め、たま~に魔法。てな感じです。
主人公のまことちゃんを思い起こすと、家庭菜園や農業を楽しんでるイメージがほとんど。方向音痴すぎて猫頼りの外出や、ボーっとお茶飲んでたり、いくらなんでも漬けすぎな量の漬物こさえてたり。たまーーーーに魔法チャレンジするけど家庭菜園より下手なんじゃないのかっていう感じとか。
あれ・・・・・・・?
いい・・・。まことちゃん、いい・・・。
このまま一緒にのんびりしてたい。
・・・・・・・・・・・あとまことちゃんおっぱい大きい・・・。
こういう事だと思われます。知らず知らずのうちに視聴者を魔力的に虜にしてゆく。分かり易い萌えは一切ありませんが、筆者は気付いたら明らかにまことちゃんに萌えてました。あとそれをとりまく世界や色々にも。
百聞は一見に如かずということで、とりあえず観てください。
観ればわかります。そして貴方もその魔力の虜になる事でしょうw