craftbeer さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
匠な内容構成
攻殻機動隊=S.A.Cシリーズと言われるまでのクオリティを誇る作品です。
原作のGHOST IN THE SHELLのクオリティが高いだけでなく、パラレル設定になっているS.A.Cまでこのレベルなのは、本当に有り難いです。
{netabare}
扱われるテーマは電脳化によって生まれた病と、笑い男と呼ばれるサイバーテロが関係する社会現象についてです。それがどのように関わっているかを公安9課の面々が調査し、真相を暴いていく流れですが、1つの謎が解ければまた新たな謎が生まれるという展開のため、話数はありますが、一気観をしたくなります。また9課の草薙素子やバトーらのハードボイルドなカッコよさにタチコマの癒しも物語に欠かせない要素です。
上記に挙げた以外の1話完結型の話が全話中のおよそ2/3ありますが、それも良くできた内容であり、主役に当たるキャラの内面を映すテーマになることが多いため、箸休め兼背景作りとしても優れています。
{/netabare}