「灰と幻想のグリムガル(TVアニメ動画)」

総合得点
87.5
感想・評価
1966
棚に入れた
9457
ランキング
153
★★★★☆ 3.9 (1966)
物語
3.8
作画
4.0
声優
3.8
音楽
3.8
キャラ
3.8

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

ichinana さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

たぶん俺はゴブリンに勝てない・・・・・・

なんとなんと。
近年珍しい、俺YOEEEEEEEEEEEEEEE!!!!系をアニメ化してくれるとは。

最近、チートキャラ主人公ばかりで食傷気味でしたが、柔らかい水彩画チックな映像と、適度な会話とテンポ、問答無用で厳しい現実と、楽しませてもらいました。

ファンタジーといっても、ラスボスがいるわけでもなく、躍起になってダンジョンを攻略しに行くわけでもなく、ただ“日々生きるための糧を得るために、ゴブリンを狩る”という、燃え要素がほとんど感じられない本作。見知らぬ土地で生きることの難しさ、言葉は通じるのに想いは伝わらないもどかしさ(若さともいうべきか・・・)、Give and Takeが必ずしも等価にはならないという世知辛さに叩きのめされる etc.etc, 主人公パーティーの青臭さを丁寧に描いています。「灰と幻想の」の意味を知ると愕然とします。

でも私たちも初めて海外旅行に行くときなどは、期待と共に不安も結構ありますよね。異世界召喚ものの作品は多々ありますが、大半の登場人物たちは順応力が半端なくて現実感に欠けます。初対面の人物とパーティーを組んで、意気投合できることなんてまずないでしょう。
そこら辺を微妙な恋愛要素も含みつつ、キャラクター間の距離感もうまく描いています。

細やん、ぱるにゃすは意中の相手にうまく話しかけられず・・・よしのんはみかこしをちっ○い呼ばわり。 お前ら小学生かよ・・・

主人公ということもあるのでしょうが、細やんの心理描写にかなりのウエイトをもたせて他のキャラクターの内面を不透明にすることで、視聴者の視点を細やんに合わせるようにうまく誘導しています。こういった手法は、恋愛要素の強い少女漫画でよく見られますが、本作にはよくフィットしたと思います。

原作を1巻分を駆け足になることもなく、冗長になることもなく、丁寧に描いてくれました。ぜひ2期に期待したいところです。

最後に・・・
メリィさん・・・ちかちゃんだったのかーーーー!!!!
はやみんかと思ったよ!!
「はらわたが煮えくり返るから」とか「は?」にはもう背筋ゾクゾク・・・
いい・・・いいよ! もう一回、、、、もう一回言って・・・・・
だけどちょっとデレるのが早いよ~ 原作よりデレ3割増しになるくらいなら、ツンは10割ぐらい増やしてくれないと(オィ)

6話以降のCM・・・・rainy toneが完全に葬送歌・・・
そして入浴・・・また購入Blu-rayが増えるという制作サイドの従順な下僕な私・・・

ゴブリン含めモンスターの中の人が超豪華!!!!
いや~杉田さん楽しそうで何よりです。

投稿 : 2016/07/03
閲覧 : 244
サンキュー:

16

灰と幻想のグリムガルのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
灰と幻想のグリムガルのレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

ichinanaが他の作品に書いているレビューも読んでみよう

ページの先頭へ