weds さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ファンタジー要素が重要だと思ってなかったから面食らった
話は人の人生を切り取って切なく、優しく描いたものでとても好きです。渚が死ぬときとか「お前が死んではいかんだろ!死ぬなぁぁぁ」みたいな気持ちになりましたし、岡崎が汐の育児を放棄しているときなんて「好きな人が残してった子供育てろよなばかやろぉぉ」とか本気で思ったので、私なりにこのアニメの中にとても入り込んでいました。
しかし、ちょいちょい出てくる終わった世界の話やこの世界とは違う別の世界にかんする研究の話、願いをかなえる光の玉の話、町の願いをかなえる場所の話などなどに対しては、私がこのアニメを現実に即したものとして見ていたので「まぁそういう設定はあるだろうけど、物語の本筋にはかかわらんだろう。いきなり別世界と交信するわけでもあるまいし」とか思ってたんです。
ところが、最後で汐まで倒れるとそのあと一気に抽象度の高い世界観が表に出てきて話の雰囲気がものすごく変わります。ちゃんと見ていれば今までの別世界に関する話とかが伏線でここで岡崎の願いを町がかなえた的な発想になるんでしょうけど、なにせそういう気持ちで見ていなかったので最後10分間くらい「おいおい、いきなりどうした」みたいな感じで終わってしました。
もったいなかったな、と思います。最初からそういう気持ちで見ていれば最後「願いが届くか....? 岡崎はもう一度渚と会うことを望むのか....?」みたいなことを考えながら見れたのに...
そんな感じちょっと消化不良で終わってしまいました。時間をあけてまたみます。