ねごしエイタ さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 2.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
サンダーボルト流域に鳴り響く、イオ音楽!
劇場CNを見てきていて、キャラデザにあまり好感持ちずらかったけど、見て来たです。背景やMSや戦艦などは、良かったでしたです。でもキャラデザは、独特の日本人離れした作画に見えるです。ある意味、劇画のように斬新でリアルだと思うです。
まるで、ゴルゴ13のキャラが、ガンダム世界にいるみたいに思ったです。もし、ゴルゴがガンダムなどを操縦し多額の依頼金を貰って、軍隊やテロ組織とかを滅ぼしたりするアニメがあるとしたら、それはそれで面白いとかもです。
サイド3周辺のサンダーボルト流域における、ジオン所属のリビング・デッド師団という部隊と、地球連邦所属のムーア同胞団の争いです。主に真面目なダリル、チャラチャラしたイオを中心に描いたアニメだったです。Web配信されていることは、パンフ見るまで知らなかったです。
サイド3にダリル要する部隊が、近づくムーア同胞団のMSを狙撃撃破している展開が凄いです。{netabare}ダリルは、ロックオン・ストラトスに匹敵するスナイパーだったです。狙った獲物は一巻の終わりという所、ゴルゴと共通してるかもです。この展開で、ダリル達、みんな義手、義足だったことに気づいたです。
狙撃でMSが大破しても、もう一人の主人公、イオがうまくすり抜けダリルの仲間を殺してドムを奪い、ダリル達を通信で挑発して去ることによって、その後の争いがさらに激化していったです。{/netabare}
圧倒的にイオ好みのジャズが、このアニメ流れるです。このトランペットだかラッパだとかの音が良く言うと激しく、悪く言うと劇場内での音が大きすぎて、私には雑音のように聞こえ、きつかったです。学校通ってたころ、英語の教材で聞いたジャズ「聖者の行進」などしか聞いたことがなくこういうのは、私には合わなかったです。
やや複雑な人間模様で、ダリル、イオそれぞれに女性も絡みあり展開があったです。
{netabare} でも殆どイオ音楽に乗った、イオ操縦するフルアーマー・ガンダム暴れまくるMS戦の印象でしたです。まるで悪い意味、戦闘を楽しむガンダムを見たです。イオが狂喜に狂った悪人のように見えて、ならなかったです。ダリルの方が、人間らしかったかなぁです。
それに対抗すべく、ダリルの上官たちの決断と本人の決意により、三日月とは少し違う、アインのアラヤシキシステムの原型?とも言うような、ダリル操縦するサイコ・ザクも登場。ダリル、イオの勝負、凄かったです。その前後、双方にかなり犠牲が出あり、少年少女もいたり、のこったムーア同胞団の人達が自爆しかけた結末は、いたたまれなかったです。{/netabare}
サンダーボルト領域での争いに生きた人間たちのそれぞれの最後と、それぞれの今後を少し描いた終わりは、どこか意味ありげです。その後どうなるかは、見た人の想像に任せるのかなぁ?と見たです。