ハヤブサ さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
色んな角度から楽しめる青春モノ
trysailさんの「コバルト」のOP、Clarisさんの「アネモネ」のED、どちらも好きで欠かさずに観ていました。
青春あり、組織内の闘争あり、瀬良カイトとカネの問題ありなど、色んな要素が組み込まれていて、なかなか見応えある作品でした。
全体的に、ナギサの不器用な性格と、復讐のため、組織内で奮闘する姿が見所でした。瀬良カイトや、義理の兄達との駆け引きが、面白かったです。なんと言っても、側近ハナコのキャラが立っていて、有能過ぎで推しです。更に、お酒のんでつぶれるハナコは、いつもの完璧なキャラが崩れて可愛く感じました。
‥ただ、終盤は三角関係がおきて、ナギサの孤高キャラが崩れ過ぎてみえたりして(個人的にはナギサに終始尽くしていたハナコと結ばれて欲しかったです)
それまでのナギサの組織の中での闘争ぶりや、雰囲気がややぼやけてしまった印象です。
対して、瀬良カイト‥最終話で社長へ、俺はお前を認めないと言っていたのは、不自然でした。何千万とか赤字出して、面倒かけた上司へ言うべき言葉なのか‥理想は立派なんだろうけど、予算おりなくて、ナギサへ怒ったり、カネをちょろまかそうとしたり、「私も瀬良カイトのやり方は認めない」ってなりました。正に、瀬良カイトとカネの問題‥でした。ナギサの方がカイトよりもお兄ちゃんに見えました。
カイトの妹のミズキは優しく、世話好き、聞き上手、がんばり屋さんのいいヒロインでした‥‥ナギサがミズキへ、ついつい弱音漏らしたり、泣きついてしまうのも無理はないかなといった感じです。でも、私はハナコ推しですが‥
最終話、見せ場で、瀬良カイトが「エンジンで、人に夢を与える」ってカッコ良さげに言っていました。しかし、その後、ラストにナギサが「天下とるぞ!」と言っていたので、なんか噛み合ってなかったです。
不満は多少残りましたが‥若者達が、ぶつかり合い、手を取り合っていく熱いストーリーでした。