chariot さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ゲームとリアルは違うんだよ?
ラノベ原作の全12話。
LAというネトゲにハマった少年西村。
そのギルドメンバーとオフ会をする事になり…
(これどこまでネタバレになるのか解らん…)
ネトゲで知り合った仲間たちとリアルもゲームも一緒に頑張るお話。
まずタイトルで分かるようにネトゲの嫁は非リアルの嫁。
それがちゃんとリアルな女子高生だった、というありえないレベルのラッキーから始まる物語です。
↓以下はちょいちょいネタバレ的な内容があるかもしれません。
壮大なネタバレはありません。(元々ネタバレされて困る内容の話じゃないですし…)
色々ありないラッキーが転がってます。
ネトゲの嫁が女子高生でギルメンも全員女子高生で担任(当然女性)まで、しかも全て同じ学校というとにかく狭い世界で話が進んで行きます。
ラノベ的に王道な部活「現代通信電子遊戯部」通称ネトゲ部まで作ってしまい学校でも自宅でもネトゲ三昧。
そもそもこの作品に限った話ではないですが部活って学校から部費が出るものであり、ラノベ系の部活は基本「愛好会」でしかないはずなんですが…
まあそこつっこんでも意味ないのでほっときましょうね。。
本作品は会長=ギルマスがとんでもないお金持ち設定なので設備も自腹みたいですし。
「へーそうなんだ~スゲー」と納得しての視聴がベスト。
ヒロインである亜子は西村=ルシアンが大好きなJK。
この子がリアルとゲームの区別がついていないところから展開しみんなで亜子を区別のつく子にしようとする目的でネトゲ部が発足し、亜子のズレた感覚、課金厨なマスター杏、ツンデレツインテのシュヴァイン、猫姫先生とどこかおかしな人たちとネトゲ厨である以外は比較的まともな主人公ルシアンのネトゲあるあるをふんだんに取り入れたストーリーがなかなか魅力的な作品でした。
アニメ作品として演出的に良かったと思った点。
原作がどう表現しているのかは分かりませんが…
1.マスターとシューが中身はJKなのに男キャラでしっかり男性声優を起用し男言葉でルシアン側の視聴者を男だと思わせた所。
オフ会で会ってみたら実は…
(キャストリストを先に見ていたのでまあ予測出来なくはないのですが。)
2.ゲーム画面がしっかりゲーム画面だった事。
実際遊んでいるゲームキャラは少し古めなゲームキャラ絵で、それとして立ち回っているゲーム内の活動はアニメ用のビジュアルのキャラ。
この辺がネトゲとリアルの区別がつかない事を取り上げた作品として面白い演出だと思いました。
感想。
ラノベ作品として突出して面白いわけではないですが、1クール楽しく観られました。
ルシアンの苦い過去・猫姫のネカマ発言シーンは大笑いでしたし、日高里菜推しとしては久しぶりに当たりが来た感じであざと可愛さ爆発でしたし、ルシアンも亜子とのルートが確立されているのでハーレム物(周りが女の子だらけ)にありがちなどっちつかずのイライラもなくノンストレスで気軽に楽しめた作品でした。
ネトゲライフがこうだったらいいな~的理想で作られた作品ですがネトゲやる人もやらない人も部活物が好きな方なら楽しめると思います。
ヴァレンシュタインについて。
{netabare}裏切ったのはアレイキャッツ側の視聴者には許せない行為だけど…
あれはあれでアレイキャッツ側にも問題あると思う。。
装備も対人スキルも低いアレイキャッツが金で雇って砦を取る手伝いしてね、って…
対人廃にしたらなめてるとしか思えない。
むしろ一度は砦を落とさせてアレイキャッツに所有させただけ優しいかも。
あくまで対人の駆け引きを楽しむバッツたち(やや性格に難はあるが)の考え方が解らないでもないので余計にそう思っちゃいました。{/netabare}