かさい さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
望んでいたアニメでは..
なかった。
はっきり言って切るタイミングを完全に逃してしまった。
ここまでの作品になるとは思っていなかったので非常に残念。
結局監督はまちちゃんをどうしたかったんだろうという疑問だけが最後に残った。
松田さん初監督作品。キネマ、EMT制作。
【総合】4.55
【良かった点】
・デザイン
キャラクターデザインや衣装デザインは良かった。
まちちゃんは素直に可愛かったと思う。
動画工房のプラメモや未進を髣髴とさせる輪郭光的なハイライトも印象的。
・背景、美術の木と光の拘り
ストレンヂアの森川さん
木の質感。背景全体も非常に柔らかいタッチで山の中の光が指している場面など非常に良かった。
・3話の動画工房グロス、入江さんコンテ回
入江さんの画面に対するアイディア、遊び心や発想などを動画工房が見事に再現してくれた回。内容自体に面白さはほぼ感じれないが、動きもコンテもとにかく面白かった。レイアウトや皺、芝居も女の子らしいカットもあり、作画的に遊んでいる(面白い)カットもたくさんあり見応えは抜群。
・楽しい音楽と可愛らしいED
2Dデザインの今村さん担当のエンディング。
凄く可愛らしく魅力的で曲調も作風とは少し一変しポップで楽しげに仕上がっている。癖になる。
・日岡さんの声
可愛かったですね
【評価できない点】
熊が喋る。主人公が巫女。田舎コンプレックス。
これだけ良い設定条件が揃っているというのに、なぜここまで微妙になってしまったのだろうか。
・まちちゃんの心情描写不足
まちちゃんが見る幻覚。まちちゃんの性格。そして心情。
分からない。なぜ?どうして?という描写は必ずしも必要というわけではないが、流石に足りなすぎた印象。
・演出上の逃げ
全編通して見れたイメージBG。個人的にこの演出が好きではないということは挙げられるが、流石に多用し過ぎだと感じた。
イメージBGはそのキャラの心情をイメージで描写することに適しているが、感情移入が非常にしにくい。
感情表現が上手い演出家さんは、キャラの細かい芝居やその場のレイアウト、状況によって感情を表現したりする傾向にあると個人的には思う。
最近では食戟のソーマの米たに監督などが多用していたが視聴者的にも面白く無い。この演出法を多用する監督作品は好きにはなれない。
・見所がつかめない
見所は?作画?シナリオ?演出?キャラ?
それが分からぬまま最後まで行ってしまった。
自分が見所を見つけられなかっただけか...?
・OP
歌手デビュー出来るレベルの基準も随分下がってしまったのだなぁと。