死屍累 生死郎 さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ハードボイルド群像劇
第二次世界大戦勃発前の日本で暗躍したスパイの物語
まず、この作品が醸し出す大人な雰囲気が非常に好きでした。
D機関の面々の大物感、怪物感をうまく表現してくれる声優さん達、作画
ド派手なバトルこそないが心理戦特有の緊張感、緊迫感があってよかった。
OPもJAZZ調ですごい作品にあっていたし、作中のBGMも非常によかった。
サントラが欲しくなりますね。(・∀・) ハードボイルドとJAZZの相性は抜群ですよね~
キャラについては顔の見分けがつかないとよく言われてますが、僕個人としては
スパイものなので現地に溶け込む必要があるのでそこはあまり気にしなかったです。
あと結城中佐が本当にかっこよかったですねw堀内賢雄さんがめっちゃはまってた
静かに、囁くように渋い声で話すのにゾクゾクしますねъ(゚Д゚)グッジョブ
アニメ1話に衝撃を受けて原作を読み始めていましたが原作もかなり面白いですね。
尺の都合上カットされている会話や、改変されている話も多く、アニメには
登場していないお話も多いのでアニメを見て面白いと思ったのなら読むことをお勧めします。
アニメ見た後だとイメージもしやすいですからね。
総評としては一話と二話がピークなのは認めざるを得ない。中盤はすこし物足りなさを覚え、
後半でまた上がってきました。途中で一話完結型になり伏線をまく時間が
足りてない印象でした。二話完結型の方が深みがでたんじゃないかな
話としては12話かけて何かのなぞが解決したりするような物ではないので
解決することによる満足感を得たい人には向かないですね。
終わり方として二期作れなくはないので是非続編が見たいです。(`・ω・´)
最後に {netabare} 結城中佐が一話でも言った「馬鹿か、貴様 背広姿で敬礼するやつがあるか」
と言って終わるシーンすごい好きですw思わず自分もニッコリしてしまいましたw{/netabare}