まーさちゃ さんの感想・評価
3.1
物語 : 3.5
作画 : 2.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
まどマギ的な?
少し前の作品。原作は読んでません。
夏休みの自然学校で知り合った15人の子どもたちが、ココペリと名乗る男と出会い、「ゲームをやらないか?」と誘われ軽い気持ちで契約。そこからロボットに乗って謎の敵と戦うストーリー。
最初は明らかにされていなかった秘密も徐々に明らかとなり、「そんな過酷な運命を子どもたちが負わされるのか…」と鬱な気持ちになるのだが、以下の理由により、緊迫感というか、切羽詰まった感じを受けなかった。
まず、作画が微妙。
ロボット戦もそれほどハイクオリティな感じではなく、他の作品と比較しても微妙な印象を受ける。そのためか、リアリティに欠けたように思う。めちゃくちゃジアースの扱い方が上手い少年が一人いたが、あの少年がジアースを操作する回が一番良かった。
次に、キャラの描き方が薄い。
登場人物は、それぞれ色んな事情を抱えており、オムニバス形式で各キャラクターにスポットが当てられていくのだが、キャラクターの個性が薄いというか、軽薄な印象を受けた。そのため、愛着の湧くキャラクターがほぼ皆無だったのが非常に惜しい。
(中心になりそうなキャラクターが数名いたように思うので、そのキャラに焦点を絞っても良かったのではないかと思う)
最後に、政治的要素が余計。
確かに、あのロボットを目の前にして政治が絡むのは分かるが、子どもたちの運命を変えられるわけでもなく、文字通り「茶番」に感じた。原作を読んでいないため、何とも言えないが、政治的要素はバッサリなくしても良かったのではないかと思う。
とはいえ、OPは神。