四畳半愛好家 さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
「でっかい機体を個人が倒す興奮」はさながらスターウォーズ5でルークがAT-ATの足にケーブルをかけて…(ry
「とある」シリーズの作者さんの作品。
「でっかい機体を倒す興奮」はさながらスターウォーズ5でルークがAT-ATの足にケーブルを絡めて引き倒したシーンや、単身でAT-ATの腹部に爆弾をぶち込ん…(ry
何が言いたいかというと、でっかい機体を個人の力で倒すことは男のロマンだということです!スターウォーズファンならAT-ATを倒すシーンは最も印象に残っているシーンの一つのはずです!(その話はもういい)
このアニメはまさに大きな機体に生身の人間が立ち向かい、頭を使って?破壊していく作品であり、展開的にすごくワクワクします。そういうのが好きな人は是非観てみると良いと思います。
ただし、ツッコミどころ満載…問題点をいくつか
1:ガバガバ
オブジェクトは驚異的な戦力だとは確かに思いますが、いろんな意味でガバガバで、阿呆らしい気持ちになったりします…。具体的には観ていけば色々出てくると思うので割愛。途中からはガバガバさにも慣れちゃいましたが…。
2:緊迫感がない
主人公の性格もあるのですが、切羽詰まった状況でも長々会話したり…戦争ものなのに緊迫感がありません。
3:主人公2人のキャラクター
この2人をどう思うかは観た人によると思います。特徴としてはウィンクがやたら多い(意識しちゃうと気になっちゃいます)、会話がアメリカンなテンプレハイテンション会話(洋画みたいなノリ?)、結局恋愛的には鈍感である ことなどが挙げられます。
この2人の会話は、好きな人も多いみたいです。私はどちらかというと苦手です。軍の無線を使って偉そうに寒いことを言うシーンは嫌な意味で鳥肌が立ちました…やはり物を頼むときは若手らしく、礼儀正しく理由を簡潔に誠実に頼むべきだと思います。こんな生意気な頼み方されたら、そりゃ怒りますよ…。(アニメだから良いですけど、この回のやつは常軌を逸していました…。)
4:ヒロインが影薄い
めっちゃ可愛い正ヒロインがいるのに、なんか妙に影が薄いです…。純粋に勿体ない。
5:男キャラの魅力の薄さ
戦争系なんですし、男キャラをもっと出してくれてもいいと思うんですよね…。主人公2人以外はろくな男キャラがいません。ラノベあるあるの「女ばっか」アニメの一つです。逆にそういう方が好きな方には魅力的だと思いますし、そういうファンが多いからこそ女性が大量に出てくるのでしょうね…。何を隠そう私も女性キャラが大好きですが、格好いい男キャラも欲しいんですよね…。
その他、声優&作画は悪くないです。
曲に関してはOPのハイテンションな楽曲は好き嫌い分かれそうですね。
EDは井口裕香の「変わらない強さ」が好きです。ただ、作品に合ってるかは微妙です。いい曲なんですけどね。
総評として尻上がりに面白くなっていった気がします。作品に慣れて、ガバガバな点を気にならなくなっていったからかと思いますが、見入っちゃう部分も確かにありました。
たぶん厳密性を求める方や、作品に知的なものを求めている方には合わず、ライトな雰囲気が好きな方向けの作品です。
個人的にオススメできるかは微妙ですが、二期が来たら観ると思います!