狗が身 さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
スカッとしない…。
デジモンカイザー編までは良かったものの、それ以降のストーリーは正直、あまり面白いものじゃなかったなぁ。
ジョグレス進化というアイディアは面白いけど、これが活かされたエピソードって大輔と賢のコンビだけだよなぁ。
光と京はとってつけた感があるし、タケルと伊織にいたっては無理矢理感がすごい。
主に光とタケルって、特性の強さに救われてるけどメンタルは脆弱だから、ここら辺、京と伊織がカバーする形でペアにできなかったのだろうか。その為の紋章二つというハイスペック設定だと思うのだけど…。
おまけにジョグレス進化できてもブラックウォーグレイモン相手に敗北続きで、カタルシスらしいものが全然感じられない。
主人公勢で唯一の究極対であるインペリアルドラモンはデザインこと素晴らしいけど完全体のスカルサタモンにフリーズさせられるという体たらく…。そういう意味でも中盤のマグナモンvsキメラモンが本作のベストバウトかもしれない。
どうせジョグレスとかいう凄い進化方法を用いるのなら、完全体三体とも究極体にまでしてしまったら、ビジュアル的にもっと楽しめたんだけどなぁ。
どうも究極体が一体と完全体が二体って、絵的に迫力不足感が否めない。
良い意味でも悪い意味でも大輔無双の作品だった印象が強いね。
最初こそ三枚目な立ち位置だったけど、デジモンカイザーとの戦いが終わりに近づくにつれて、どんどん逞しくなっていった。ベリアルヴァンデモン相手の啖呵とかメチャクチャ格好良かったよ。
進化BGMやら進化パターンやらデジタルモンスターを観て楽しむ分には中々良かったけど、ストーリーを含めるとなんとも微妙な作品という結論に至っちゃうかな。