スカルダ さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
言葉を失うほどに美しい
作画は実写以上に美しく言葉を失う。
特に雨の表現は今まで見たどの映像よりも美しい。
ヒロインのユキノは、
目を合わせたら死んでしまうのではないかと思うほど美しい。
特に肌の露出は無いのだが、一つ一つの仕草が想像以上にエロい。
実際にこんな女性がいたら確実に惚れて見事に玉砕するんだろうな・・・
新海監督の作品は純愛ながら切なさが漂う。
やっぱりそう来たか・・・と思う節はあるが、
年上の女性に憧れを持つ男子の心をよく捉えてるし、
大人の許されざる恋に対する躊躇もよくわかる。
最初から最後まで何処を切り取っても
「今ここで死んでもいい」
と思わせる作品。
一気に2度見てしまったので、以下ネタバレ
{netabare}
バックで流れるピアノの演奏も切なく美しい。
これから起こる悲しい物語をずっと連想させるかのようだ。
ユキノの部屋には可愛らしいコップやお皿が2個づつある。
鈍い男は全然気付かないんだな・・・
タカオ告白したシーンでユキノは、
「ユキノさんじゃなくて先生でしょ・・・
先生は来週引っ越すの・・・
靴がなくても・・・」
と思いっきり振ってる。
ひと回り以上離れた女性を何度か振ってる僕としては痛いほど理解出来る。
色々経験していると身としては、
「あなたを傷つけたくないんです」
というのが本心。
でも、本人は救われたいのだ。
グチャグチャの感情をぶつけると
お互い離れた方が良いという大人の結論に至ってしまう。
タカオは何故告白してしまったのだろうか。
タカオはタカオの方で、
相手が何故言ってくれなかったんだと言い放ってしまう。若いなぁ。
自分が先生だとわかればあなたは離れていってしまう。
聞かれなかったから言わなかっただけ。
自分だって傷つきたくはないし、
頼る人が欲しかった。歩けるようになりたかった。ただそれだけ・・・
お互い優しいからこそ傷つけあってしまう。悲しいですね。{/netabare}