かおぴー さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
吹奏楽部アニメというより、学園×探偵もの
あらすじ>>
今まで運動部系で過ごしてきたチカちゃんは、高校からは、「清楚な女の子」を夢見て、文化部系の吹奏楽部に入部します。
しかも、清楚な女子といえば、フルート!ということで、自前のフルートを持参してやってきますw(初心者で自前のフルート買うなんて、金持ちですねw)
しかし、入部した吹奏楽部には、チカちゃんの幼馴染のハルタがいて・・・・というお話です。
(1話から、ちょっと衝撃の展開ですので、ネタバレはやめておきます笑)
ハルチカは吹奏楽というより、推理もの。
コナンや金田一などは、私の場合、推理するために見るんじゃなくて、犯人の過去の話を聞いて、「そうだったのか…犯人は捕まったけど、問題の真相が分かってよかったよね。」って、言いたくなる話が多いですよね。
ハルチカもそんな感じです!
吹奏楽部の周りで、いろいろな事件が起こり、頭の良いハルタが解決していきます。(チカちゃんはちょっとおバカなので、お笑い担当ですw)
初めはほとんど部員がいなかった吹奏楽部でしたが、事件が起こり、新キャラが登場。そして、少しずつ部員が増えていきます。
各キャラが抱えている悩みは様々で、亡くなった弟のサイコロの謎、夜に奇妙な音がするマンション、謎のラジオDJの正体・・・などなど、ハルタが問題を解決していきますが、いつもほっこりと幸せな気持ちになれる結末が待っています^^
そして、解決した後には、新キャラたちが「仕方ないな…吹奏楽部、やってやるよ…」みたいな感じで、部活に参加してくれます(笑)
オーボエ、サックス、ティンパニ、トロンボーン…と楽器が増えていき、吹奏楽部の演奏も厚みが増していきます。
おまけに、初心者から始めたちかちゃんのフルートも、だんだん上手くなっていきますw
でも、同じ推理ものの氷菓と比べるとどうなのか。
以下は、私の氷菓とハルチカの比較になります。
氷菓:主人公とヒロインの恋の行方が気になる。
えるちゃんが可愛い。
なんとなくストーリーが繋がってる。
推理ものらしいお話。
ちょっと大人向け?
ハルチカ:日常系。ほっこり。
くすっと笑える小ネタ?が多い。ほぼ一話完結。
推理ものだけどヒントが少なく、見てても推理ができない回がありそう。
paworksっぽい平和なお話。
小中高生も楽しめるお話
という感じです。
まあ、氷菓は推理を楽しんで、ハルチカは雰囲気を楽しんでください・・・という感じですね!
でも、終盤はすごくいまいちでした・・。
{netabare}
①最後は吹奏楽コンクールのお話になるけど、地区大会と県大会を一気に飛して、東海大会へ出場。
最終回の冒頭で、「なんとか地区大会と県大会を突破し、ついに東海大会…」。
ほぼこの一言で、地区大会と県大会を片付けちゃいます。
響けユーフォニアムだと、県大会を突破するまでの姿が、苦労して描いてあったけど、ハルチカでは完全に省略。
いや、探偵のお話ばかりで、ほとんど練習している姿が描かれていない・・・!ちょっとうまくいきすぎ・・・な感じがしましたw
②終盤は、主に先生のお話になっている!
先生が吹奏楽部の顧問をやめてプロの指揮者に戻るのか、顧問を続けるのか。ここが焦点になってきます。
ん?ハルタとチカちゃんのお話は?コンクールの熱血なお話は?
私が見たかったのは、先生のお話じゃなくて、吹奏楽部のお話だったので、そこはマイナス点。
③ハルタが女性に嫉妬しているシーンが…カッコ悪い!(笑)
序盤から、頭いい&かっこいい路線で来ていたハルタさんが、
11話で急に嫉妬深い女の子みたいになる・・。
11話では、先生と仲のいい女性が登場するのですが、「信二郎!」と、先生の名前を呼び捨てにするシーンがあるのです。
そこで、ハルタが「先生の名前を呼び捨てにするやつは、何者だっ!」って怪しむのですが、今まで、コナンみたいに頭よくてカッコよく見えてたハルタが、、、急に子供っぽく見えて、あのクールさはどこへ~と、私は思いましたw
{/netabare}
全体としては、楽しめる作品でした!
ちょっとTARITARIっぽい雰囲気があるような、気楽に見れる作品ですw
私個人としては、4~10話の話が好きだったので、そのまま終盤まで持っていってほしかったです・・・!